今日は、ダンテ・地獄篇 (Inferno)・カント(Canto 詩歌)2を読んでみました。 YouTube の Tom LA Books さんが、わかりやすく説明しています。 ちなみに、私が使っているダンテの本は、「The Divine Comedy of Dante Alighieri Inferno - A verse translation by Allen Mandelbaum」です。 学習の流れとして:
という感じで、トータル約40分くらいです。 詩歌第2番では、地獄に入ることを躊躇しているダンテを、ウェルギリウス(古代詩人&ガイド)、女性天使3人(ベアトリーチ・ダンテのアイドル、メアリー&ルシア)が励ましている感じです。 詩歌 2 の段落 127 & 128 がとっても素敵に書かれています。 Quali fioretti dal notturno gelo As a little flowers, which the chill of night / has bent and huddled, when the white sun strikes, / grow straight and open fully on their stems, / so did I, too with my exhausted force; / and such warm daring rushed into my heart / that I -- as one who has been freed - - began: (Translated by Allen Mandelbaum) オンライン検索をしてみると、日本語の翻訳は、藤谷道夫翻訳・ダンテ『神曲』地獄篇対訳(上) がオンラインで読めます。 これからしばらく、ダンテ(1265-1321)の神曲 を勉強していこうと思います。 ダンテの神曲は、
上記写真は、大学生時の教科書で、地獄篇 (Inferno) のみが、イタリア語と英語で記してあります。 インディアナ大学 Joseph Chaney 教授の授業を受けたときのもので、黄色のしおりは、英語文学の先生、Nancy Botkin 教授の手作りです。 その当時は、「Inferno?」で、英語もわからないし、イタリア語や、ダンテにもまったく興味がなかったにもかかわらず、何度もの引っ越しを生き延びて、手放さなかったのが奇跡な教科書。 このYouTubeは、いいですよ~ Canto 1 から、約30分ぐらい、翻訳の解説や、カントの読み方を説明してくれます。 しかも!地獄篇 (Inferno) Canto 34 のすべてのビデオがあります。 まじめなトーンなので、(ちょっと退屈気味なので)運動しながら~など、「~ながら中」に聞いています。 この YouTube は、ダンテの神曲イタリア語10時間朗読! わけがわからなくとも、原語を聞くのは大切かなあと思って、音を追っています。 ちょっとややこしいですが、上記の絵の作家は、英国ラファエル前派 Dante Gabriel Rossetti(1828–1882)です。詩人でもあった Rossetti は、神曲にでてくる、Beatrice をモチーフとしながら、アヘン過剰摂取で亡くなった自身の奥様 Elizabeth Siddal の絵を描いています。
シカゴ美術館で見てきましたよ! Dante Gabriel Rossetti は、コミック詩、「Jan Van Hunks」も発表されているようです。現代で言うコミックとはちょっと違って、挿絵がついている、William Blake をオマージュした感じ(?)です。 8月は、本好きの皆さま、詩人&作家さんたちが、#The Sealey Challenge をされています。
#TheSealeyChallenge とは、毎日一冊ずつ、自分の好きな本や、読んでいる作品をソーシャルメディアに紹介するチャレンジです。 ありがたいことに、GLYPHもたびたび「やっほー」と登場して、素晴らしい本たちと一緒にインスタ映えています。大感謝! シカゴ詩人たちによるアンソロジー、"Wherever I'm At: An Anthology of Chicago Poetry" のプロモーションのため、WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)にて、詩を読んできました。 WBEZ91.5には、コマーシャルみたいなものがないので、今回収録された詩は、番組や音楽の間に繰り返し放送されるそうです。 声をきいたら、「あら、なおちゃんだ!」と思っていただけるように読みました。 ラジオ局は、シカゴ観光スポット・ネイビーピアーのどまんなかにあって、オフィスから見える、ミシガン湖が、とってもきれい。からりとした夏日和だったので、景色を堪能。シカゴって、本当に美しい街です。 ネイビーピアーのあるダウンタウン北側から、リバーウォークを通って、南側にあるシカゴ美術館&ミレニアムパークまで歩きました。約50分くらいのお散歩で、ヨットが見えたり、大きな船が見えたり。
昼間は観光客や、犬のお散歩、マラソン&サイクリングをしているかたも多いです。しかし、夜や夕方になってくると、高架下の暗い道もあるので、一人での歩行は避けたほうが良いかもしれません。 最近、イタリアがマイブームです。 第3か国語目、やっと真剣に習い始めています。 「あれ~スペイン語取ってなかった~」 短大生のとき1年間スペイン語を勉強して、フィリピンにもでかけ、会社員のときはメキシコ部署とほぼ毎日一緒に過ごしていたのにもかかわらず、やっぱり、「習得する気持ち」が薄かったのか、全然身に付きませんでした。 今回は、毎日真剣に、イタリア語習得していますよ! 最近好きでよく見ている、カナダ系イタリア人 Alyssa Beltempo さんのYouTubeは、「Slow Fashion」や「Shop My Closet」などサステナビリティをテーマにしている番組です。 新しいものを次々と購入しないで、自分のクローゼットの中から、もう一度ショッピングを楽しむみたいに、持っているものから工夫しておしゃれをしようという感じでしょうか。 10 - 20 分くらいのビデオですがいつも発見があって、一時停止しながら、鏡の前に立って試行錯誤しています。この番組は英語ですが、日本のファッション系YouTubeも参考にしていますよ! WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)で、詩を読ましていただけることになったので、もちろんラジオ収録でお洋服はみえませんが!でも、やっぱり、気合入れて行きたいじゃないですか!ジーンズスタイルでも!
Meg Reynolds さんは、”A Comic Year” というコミックポエトリーを去年出版されて、その創作プロセスを今回のBrevity のインタビューで答えています。 彼女のすごいところは、周りの目に臆する事なく、人生のどん底期だった約400日、毎日、記録して、そのまま出版したこと! 「一糸も纏わない」感が、潔くって、読んでいて勇気がもらえる本です。 Meg Reynolds さん素敵です。 インスタグラムでもちらりとお話したのですが、最近読んだ本や、雑誌に投稿される文・詩には、物事の描写詳細(details) がぎっちり詰まっています。
Details というのは、形容詞や副詞などでめいっぱいデコレーションをしているということではなく(英語を勉強するちびちゃん達は、文章デコ大好きですが。)とにかく、描写がドキュメンタリー映画のように、一語一句見せて、パラグラフ段落になっていることです。 最近読んだ、The Blue Q は、グアテマラにルーツを持つ作家さんで、映像を大学で勉強されていたからか、とにかく、膨大な描写がもう映画を見ているようで。上記の写真をみれば、太い本なのでなんとなくイメージが伝わるかと思います。 バージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」のようとでも言いましょうか。 バージニア・ウルフの場合は、描写 =「意識の流れ・ Stream of consciousness」という自身のこだわり研究にそって文章を書いています。 上記写真の、カズオ・イシグロ「Klara and the Sun」も、お店の前に誰それが通ったーみたいな細かい描写がたくさんでてきます。 カズオ・イシグロの場合、細かい描写よりも強烈に、「人間のようなAIもいつか廃棄されるかもしれない。新しい携帯電話を手にいれるように、古いものは捨てるの?ロボットのお友達でも?」という考えが、最初からずーっと植え付けられるので、むしろ、描写は、AIが人間的になるという哲学的な意味を含んでいる感じがします。 さてさて、The Blue Q に戻って。 グアテマラの作家さんの作品を読むのは初めてで、とても新鮮でした。少し前にもお話しましたが、有色人種の作家がデビューして、次の本を書いていくというのはとても難しいことです。 ですが、もう一歩、描写の裏に隠れた意味がほしかったような気がします。 「英語で詩を書いたのですが、どうやって出版社を探したらいいですか。」 日米両方のビギナーライターさんからよくあるこの質問です。 「Submittable 使うと簡単に探せますよ!」 詩、短編小説、フラッシュフィクション(超短編)は、よっぽどのことがない限り、出版エージェントさんを探して、登録しなくても大丈夫です。 しかし、はじめて英語で書いた本をアメリカの出版社から出してもらうのは大変難しいことです。 なので、まず、小さな作品(詩・短編)を雑誌やオンライン文学誌に発表できるように、Submittable 使って雑誌投稿していきましょう! 例えば、私の作品集で、一番最初に出版された "Home, No Home" は、32ページの短編詩集で、そのうちの 1/3 の作品が、個々の雑誌に出版されています。 雑誌(例): ちなみに、アメリカでは、どんなに小さな出版社であっても、作家は一切出版プロセス費用(印刷料、編集、デザイン料など)を支払いません。もちろん、自己出版やアマゾン出版されるのであれば、出費は自己負担です。 フィクションやミステリーのジャンルに比べると、詩の読者は少ないですが、コアなファンが多くニッチな世界です。自分自身で作家エージェントになるような感覚で開拓していくと良いかと思います。 ステップとしては:
Submittable は、画期的です! 私が学生の頃、ちょうど、オンライン投稿の移行期間で、ちょっと前までは、分厚い電話帳みたいな「出版社・雑誌一覧表」をひとつずつ調べて、しかも、封筒に入れて切手を貼っての投稿でした。大学の図書館の前にあった郵便ポストに「お願いします!」と拝んでいたのが懐かしい~。 Submittable は、無料でログインアカウントを作ることができます。
まずは、アカウントを作っていただいて、上記ツールバーにある、Discover を選んで、「Poetry」などとジャンルを指定します。 ジャンルを選ぶと、「詩」のカテゴリーだけ並び替えてくれるので、とても便利です、 が! 膨大な雑誌一覧なので、「どの雑誌に投稿したら良いのかわからない!」と思われるかたが多いと思います。 投稿するには、雑誌によりますが、投稿料$3~5(賞の応募だと~$30くらい)かかります。写真のオレンジ枠で囲ってあるところに、料金が表示されます。昔の切手代が、Submittable 利用料になっているようです。 投稿料が無料の雑誌もたくさんあるので(私が編集を勤める、RHINO Poetry も春夏は投稿料なし)、無料の雑誌にまず応募してみて、投稿システムに慣れていくといいかもしれません。 投稿すると、早くて1か月、平均3か月、長くて1年の間に、「投稿結果」が返ってきます。最初のうちは、なかなか「Accept」されないかもしれないですが、 One rejection closer to success! 一緒に、切磋琢磨していきましょう。 Niagara Parks Power Station へ遊びに行ってきました。 7月1日にオープンしたての、カナダ側ナイアガラ公園の新観光スポットです。 1905年開所、2005年までカナダの水力発電所として使われていました。2022年にオープンしたのは、発電所博物館と、当時使われていた放水用トンネルです。 ナイアガラの滝水力発電は、ナイアガラ川の水を発電所に汲み取り、滝の高低差を利用して発電する方法です。高低差エネルギーで水車タービンをまわし、つながっている発電機を回転させながら電力を作ります。使用後の水は、巨大トンネルを通って、ナイアガラの滝つぼへ放水されます。 1905年開所されたとき、Thomas Edison トーマス・エジソン (1847- 1931) と、Nikola Tesla ニコラ・テスラ (1856 - 1943) 電気技師、発明家の技術が多く取り入れられました。 ナイアガラ・パーク発電所は、アメリカ側の滝(American Falls)カナダ側の滝(Horseshoe Fall)の両方が見えるダウンタウンエリアから少し離れています。 発電所専用の駐車場は、一日駐車券が約$30(CAD)で、バス停も目の前にあります。 ダウンタウンから少し離れているのはちゃんとした水力発電所構造の理由があって、博物館へ入るとまず、「お手洗いに行ってください。」と何回も繰り返し言われます。 なぜかと言うと! 1905年開所された発電所放水用トンネルは、赤レンガでできた片道20分以上かかる長~い、ザ・トンネルなのです! 現在、滝つぼには2つの観光用トンネル出口があります。 上記写真:上1. 矢印でもみえる、Journey Behind the Falls は、昔からある滝の裏を通る観光用トンネルで、狭く薄暗いトンネル内(しかも滝の振動が地震みたいでちょっと怖いなか)順番待ちですごく混んでいます。 下2. 矢印に見える Niagara Parks Power Station発電所トンネルは、人数制限があるようなので混んではいませんが、営業時間が短く、これから大人気の観光スポットとなりそうなので、チケットはオンライン予約をした方がいいかと思います。 (ちなみに、両方のトンネル共、車いすの観光客さんたちもアクセスできます。) 発電所博物館内にある専用エレベーターで地下約50メートル移動してから、トンネル内を歩くことができます。 ガラスのエレベーターに乗ると、移動中には、当時使われていた、落水巨大円管や、昔使っていた違うトンネルが階層になって見えます。 ダウンタウンエリアの方まで、長い地下トンネルが続きます。夏でもひんやり冷たく、トンネルの中は、水たまりがあったり、滝の湧き水がレンガ壁からしみでています。 薄暗く長いトンネルのなか、明るい出口がみえると、観光客のみなさま猛ダッシュです。地面は水で濡れているので、転んでいる子供もいたので要注意です。 でも、光に向かって走りたくなる気持ちとてもわかります。 だって、虹も見えるし、霧みたいな水しぶきも風と共に吹き込んでくるのだもん! パンデミック前は、ブランチミーティングがよくありましたが、この3年、会議はほとんどオンラインになったので、アメリカンな朝ごはんをレストランで食べる機会が全然ありませんでした。
「ワッフルは、今度みんなで楽しく会えるまで、私は食べない!」 と、謎の宣言をして、ついに! シカゴで大人気の Wildberry Cafe で Angela Narciso Torres さんとおいしいワッフルをいただきました。私のワッフルは、ベリー系フルーツとグラノーラがのったもので、Angela さんは、グルテンフリーを選びました。真ん中にあるのは、平ぺったいソーセージです。 インスタグラムストーリーに載せたら、 「ようやくワッフル食べたんだね~」 たくさんコメントいただきました。 Quartino Ristorante にて、RHINO Poetry の集まりがありました。 ZOOMの編集会議で、みなさんに会っていますが、パンデミック前の編集会議のようにこうやって一緒にテーブルを囲むのは、約3年ぶり!特別にシャンパンを開けてお祝いしました。 久しぶり過ぎて、なかなかお食事がすすみませんでしたが、レストランの方々にとても親切にしていただきました。ありがとう。シカゴで有名なイタリアン料理屋さんで、お皿に素敵に並べられたチーズやサラミ、プロシュートハムを、パンや、オリーブ、フルーツペーストなどと一緒にいただきます。ピザもとてもおいしかった! 前回、編集会議の様子を写真に撮ったのは、Beth McDermott さんが Cider Press Review に移籍する直前。現在は、インターンの学生さんや、夏季のみの編集サポートさんたちも加わって賑やかです。
前編集長のラルフさんには、デュポン&デュボンの振袖風のお人形をプレゼントしました。ポケットから顔を出していてかわいい。 最近は、わからない英単語に出会うこと少なくなってきました。 「これってどういう意味かな~」っていう言葉はありますが、綴りの中にヒントが入っていたり、前後の文章表現より、「こういう意味かな~」と予想することはずいぶん上手になりました。 しかし、昨日、久しぶりに新しい言葉を教えてもらいました。 ”Flower Frog” って聞くと、「花の蛙」。 さて何でしょう~か! 生け花用の剣山(花留め)がほしいなあと思っていて、雑貨屋や日系スーパーでも見つけられず、剣山なんてコアなものアメリカには売ってないかなと諦めていたところ、お友達のお家で、「剣山もどき」を発見。 「これどこで買ったの!」(剣山をNeedle Spikeと表現) 「これって、Flower Frogのこと?」 Flower Frog = 剣山 奇想天外な名前に、大爆笑。 お友達も、「Flower Frogなんて、やっぱり変わった名前よね。」 蛙にたくさんお花が突き刺さっているイメージが沸いてきて、面白過ぎる! Why is it called a flower frog? JustKids Book Festival へ参加してきました。 シカゴ初のバイリンガルの子供向けブックフェスティバルでしたが、「著者のトークイベント」など大人も十分楽しめる充実したフェスティバルでした。 特に、Zetta Elliott さんのプレゼンテーションは印象的で、アメリカで出版されている本は、80%以上が白人の主人公で、アフリカ系、ラテン系、アジア系が主人公の話は、本当に少なく、また、作家になると、有色人種には見えない壁が立ちはだかっているというお話をしてくださいました。 「問題はお金ではなくて、ヒエラルキー的なパワーの問題よ。」 ドキッとした言葉でした。 Julian Randall さんも、著者トークで同じようなことをおっしゃっており、Toni Morrison のお言葉で最後締めくくっていました。 "If there is a story you want to read 出版業界は、「本が売れない」という悩みに反して、毎日山ほどの新刊があふれかえっていますし、自分の本を出版されたい方はたくさんいます。その競争下で、有色人種が出版業界に生き残っていくのは本当に至難の業です。一握りの作家さんしか日の目を見ないのかと思うといつも複雑な気持ちになります。
そんな中思うことは、自己出版もありなんじゃないかなと。信頼できる編集者と組んで、自分の好きなように、赤字にならないように出版していくのも楽しいのではないのかなと思いました。しかし、やっぱり一度は正式ルートでプロの道を模索するのもいいかもなとも考えています。 WG Channel 過去ゲスト: Viriginia さんが、"Tornado Poetry" などと面白いことを言うので、思わず記録してしまいました。トルネード警報が鳴ると、地下のある建物、もしくは窓がないしっかりとした部屋などへ避難しないといけません。幸い大事にはならず、1時間ほどで警報は解除されました。 いつもなら15分くらいで撮影できるのですが、今回は長かった。 Wherever I’m At - An Anthology of Chicago Poetry が出版されました!
この詩集は、人生のどこかでシカゴにかかわった134名のシカゴをテーマとする作品のアンソロジーで、イリノイ州を代表する作家、Angela Jackson (the Illinois Poet Laureate in 2020), Li-Young Lee, Ed Roberson, などなど素晴らしい方々の作品が集録されています。また、私の作品も載せていただき大変光栄です。 シカゴ大学芸術学部の建物で記念パーティーが行われましたが、6月・7月は、竜巻シーズンもあって始まってすぐにサイレンが鳴り、まずはみんなで地下室へ避難。地下室の廊下には、アンリ・マティスのレプリカが飾ってあり、何も心配することなく楽しく過ごすことができました。 40分遅れで始まった会でしたが、オープニングでは、Angela Narciso Torres のビデオクリップもあって、思わず、「アンジェラ!」と応援コール。本当に久しぶりに顔なじみのシカゴ詩人たちとお会いできてとても良かったです。 玄関先の垣根から伸びすぎた枝を剪定してみました。 いつも庭師の方々が切ってくれますが、今週は、切ってもらう前に、少し枝をいただいて飾ってみることにしました。 先週より飾っていたローズは、この一本だけになりました。 「挿し木をすると良いよ~」と言われることもありますが、バラを育てる場所と、真冬は室内でも寒い日もあるので、ローズガーデンに憧れますが、ブーケ購入派でいきたいと思います。 スラっと伸びた枝を見るたびに、気持ちがシャキッとなります。 ローズ好きが高じて、香水を新調しました。
スプレー調が苦手なので、練香水です。 フランスの会社 diptyque のローズなのですが、小包を開けて手に取ってみると、石が入っているのかと思えるくらい重くて、重くて、 「靴下に入れて振り回したら武器になるね」とお隣に座っていた方。 大爆笑。 気に入った物は、そばに置いておきたいタイプなので、眼鏡の横に並べて就寝。 しかし! 翌朝、すっかりローズちゃんがいることを忘れて、眼鏡を取った瞬間、跳ね石のように、足元のすぐ横をかすりつつ、勢いよく飛んでいきました。 置き場所を考えなければ。 パンデミック前、Rhino Poetry 編集会議のようすです。
当時編集長だったRalphさんの眼鏡をかけて遊んでいました。だって!20種類くらいコレクションをお持ちなんですもの! 後ろの大きい絵は、南北戦争を描いたもの。 "GLYPH: Graphic Poetry = Trans. Sensory" が発売されてから、1年経ちました!
たくさんの人が感想を聞かせてくれたり、数々の雑誌にも取り上げていただきました。まだまだパンデミック中で難しい時期ではありましたが、オンラインイベントや、授業に呼んでいただき大成功な1年だったと思います。 みなさんどうもありがとう! 出版1年をお祝いして、Working on Gallery Instagram Story にて毎日 "31 Facts about GLYPH" を発信していました。好評でしたので、ブログとしてしばらく残すことにしました。見逃したかたは、どうぞブログへ遊びにきてください。 今の時期、バラは1週間咲き続けてくれると「やった!」ガッツポーズです。 購入当時は、50センチほど長い茎に、たくさん葉がついて売られていますが、花の状態に合わせて、葉を落とし、茎を徐々に短くして花びらが散るまで楽しみます。 大きい花瓶から、違う器に生け替えてあげると、また違ったおもむきになって。 花瓶は、MIKASA のみなので、水差しに生けたり、空き瓶を使ったりしています。このピンクの水差しは、花の種類によって、雰囲気がガラリと変わるので、「どうやって生けようかな~」毎回フラワーアレンジメントを楽しみにしています。 一輪挿しは、お手洗いに置いたり、寝室に置いたり。
ふわりとローズが香ります。 12本のバラで、ここまで遊べるってとっても幸せ! 「迷走しない!英語論文の書き方」を読みました。 第一感想として、この本は、生まれて初めて英語論文を書く人には、大変とっつきにくい本かもしれません。 論文の書き方の英語教科書を、日本語に訳しているので、文章が横書き+英語文だからなのかもしれませんが、「読みにくい!」と思って、読むのに時間がかかりました。 私にとっては珍しいことで、興味があって購入した本は、だいたい1日で読んで、読み返すのですが。 英語を母国語とする学生さんたちは、小学生の頃からプチ論文を書いているので、この英語教科書を読めば自分の弱点が補強されますが、日本語を母国語として「起承転結」で作文を習ってきた私たちには、この教科書は、ちょっとハードルが高すぎるのではないかと。 何回も、何年も、英語論文を書いていらっしゃる方だと、この本を読むと、「あ~」と納得するのかなと思います。 この本は、論文の構造(アウトライン)、わかりやすい1段落の書き方(パラグラフ)、文章トピックの誘導の仕方が書いてあります。 私は、一番最初に英語論文を教えるとき、「お料理」に例えます。 日本人の論文は、大げさに言うと、「今日はアップルパイの作り方をお話します」とスタートするのですが、迷走して、なんだか、カレーになっちゃったっていう間違えが多いのです。 「そんなことありえない!」 ってお思いかもしれませんが、英文の読み手は、日本人の英語論文は難解でつかみどころがないと受け取ってしまうことが多いようです。私の論文も何百回迷走しています。 英語論文の構造も大切ですが、文章を作る言葉の選び方も重要だと思います。 日本語では、 絵を描く 絵を書く どちらが正しいですかと言われたら、「絵を描く」ですとみなさん答えられると思います。 英語も似ていて、例えば、「ボールを投げる」と言いたいならば、ボールを遠くに投げるのか、近くにポトッと落とすのかで、使う動詞が違ってきます。
ちびちゃんたちとの英語レッスンでは、重視していることです。 「迷走しない!英語論文の書き方」以外に、おすすめの論文の書き方本はありますか。と聞かれると、日本語で書かれた本で、「これぞ!」という本には、まだ出合ったことがありません。 小学生のころから、日本語作文と、英語作文の構造をどちらとも勉強して、書き馴染むのが一番良いと思います。 大人になってからは、自分が研究する論文を手当たり次第に読むことではないでしょうか。司書さんや、本屋さんを巻き込んで、読み漁ること大切だと思います。 今年は、気持ち値上がりしているような気がします。赤いバラも好きですが、花びらに黄みがかかったピンク系を見つけるのが好きです。 スーパーなどでバラを購入すると、葉っぱがたくさんついてきます。バランスよく上手に葉を切るってけっこう難しくって。葉が少なすぎたり、多すぎたり。今回は大満足。 花瓶は、岐阜県土岐市に本社がある、MIKASA です。アメリカでは、NORITAKE より主流で、デパートなどでは定期的にセールもありますので、お手頃価格で質の良いキッチンウエアが購入できます。私は中部地方LOVEなので、NORITAKE の食器もちゃんと使っていますよ! 最近伺ったお宅で、買ってきたブーケをそのまま入れたのではないかっていう感じに、ローズがばさっと大きい陶磁器花瓶に無造作に生けてあって、花びらも開いているものもあって。 なんかいいなあ~と思ったので、真似してみました。 過去の花ログ:
ひまわり 五木寛之さんの本は、父が好きだったこともあって、高校生ごろから読んでいます。
「渋いね~」と前は言われましたが、よりよく生きる指南が優しい言葉でサラリと書いてあるので、ノートに写したり、思い出したりしています。 今年1月に発売された「捨てない生きかた」を読んで、ちょうどモヤモヤ思っていたことがすっきり晴れました。 お友達が遊びにくると、「引っ越してきたばかりなの?」と言われるくらい、けっこうミニマリストな生活をしていましたし、近藤麻理恵さんの片づけの考え方も好きです。 ただ、最近、うさぎのバスケットを見つけたり、先週末も、朴葉(ほおば)のお皿を発見したり、イベントも立て続けにあったので、新しい本もテーブルの上に積まれて、いっきに物が増えたなと思っていました。 物には執着しないほうなので、新刊も学生さんに譲ったり、コンディションの良い物はほしい方を探したり、寄付したりしています。 ただ何か「物に対する思い」が変わってきて、全米図書賞(翻訳文学部門)受賞作、柳美里さんの「JR上野駅公園口」を読んで自分の考え方がわかってきた感じがします。Tana Oshima さんはスペイン語版を翻訳されていますが、前から「読んでみて~」と言われていたのでようやく読み終えました。 主人公の故郷へ続く道、帰る理由が閉ざされて上野駅周辺にとどまると言うテーマの作品です。コロナ禍もあって、私もなかなか日本へ自由に行けないことも共感できた理由かもしれません。 本の中には、いろいろな「物」の詳細が出てきます。絵画だったり、ホームレスの家財道具だったり。 私はというと、コロナ禍にピアノを購入しました。 一度家に置いたら、一人では動かせない、アップライトピアノです。電子ピアノ(ゴミ箱から拾ってきた!)で練習できるので、コロナ前は、「日本へ帰ったときに弾けばいいや~」「たまにピアノがあるお宅で弾かしてもらえばいいや~」と思っていました。 それが安易にできなくなったので、もしかしたら、自身のアイデンティティーの為、故郷との繋がりの為に「巨大な捨てられない物」を家に置くことになったのではないかと。 五木寛之さんも、一つずつ物には思い出があって、その思い出を思い出しながら長い人生生きていけばよろしいようなことをおっしゃっています。物が増えても何も問題はないと。 後に残った人が大変ではと思うでしょうが、柳美里さんの本の中では、亡くなったホームレスの猫も新しい家を見つけた様子でしたので、物事は問題なく時間と共に流れていくのでしょう。 来月はピアノ調律師さんが来てくれます。 現在も全予約制の Pinecone Cottage ですが、パンデミック前は予約が取れないくらい大人気。以前から行ってみたいお店だったので、Beth さんと一緒にアフタヌーンティーをできてとても良かったです。 お店の方はとても親切で、「おばあちゃんの家」でお茶をしている気分になりました。 私は、マグノリア(こぶしの花)が描いたとてもかわいいティーポットで、Japanese cherry blossom green tea をいただきました。桜の香りがして、とてもおいしかったです。桜餅が恋しくなりました。 アフタヌーンティーのお店なので、お茶メニューはたくさんあります。お茶葉は、シカゴ近郊のお茶屋さんから集めてくるそうです。 最近のスーパーなどではティーバッグのみで、お茶葉 (loose tea) がなかなか売っていませんが、シカゴ近郊には、何軒かお茶葉の卸業者があります。飲む紅茶の種類は決まっているので、私も見つけたら購入しています。 現代スタイルのアフタヌーンティー3段スタンド (three-tiered stand) ではなく、古き良き3皿からなるプレートスタイルです。銀食器と共にケーキをいただきますが、お皿に傷がつかないようレース紙がひいてあるところがアメリカぽい感じ!まさしく「ばあちゃん家でのティーパーティー」。でもかわいいお皿の柄が見えないの!
たくさんあるティーポットは、お客さんの雰囲気で選んでいるそうです。Beth さんは、大きなローズが描いてある背の高いポットでした。 |
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June 2024
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