1年半ぶりに、編集長さん達とブランチミーティングがありました。 レストランでお食事するのも、1年半ぶり。 カフェのマグカップでおいしいコーヒーを頂くのも、1年半ぶり。 皆さんに会えるのが嬉しくて、朝からはりきって、フラワーマーケットに出向き、プレゼント用のお花も用意しました。うすい黄緑色のアジサイと、小さな赤いバラを簡単な花瓶に生け、バスケットに入れてレストランへいざ出発! レストランの方は、素敵にお花をテーブルに飾ってくれました。 少しあまったので、自分用には、アジサイの葉っぱと一緒に、ママレードの空き瓶に生けて。 編集長の Virginia Bell と、ブランチミーティング後、本屋へ遊びに行ってきました。
本のプロと一緒に本屋散策は、とても楽しい! 最近、編集長は、村上春樹の「海辺のカフカ」を読んだらしいのですが、期待していた本とはちょっと違ったみたいです。私も、「1Q84」の第3巻を読み終わったとき、ちょっと腹が立って、飛行機に置いてきたよ~ってお答えしたら、 Trash-talking Murakami と盛り上がりました。 カズオイシグロの最新作は良いよ~と本屋さんが勧めてくれた瞬間、偶然にも、 "Ishiguro's Klara and the Sun is a beautiful novel / fable / myth / Toy Story / science fiction." と携帯メールに連絡が! 今、ちょうど手に取ってたところなのです。 思わず購入しました。 ここ1か月、折り紙を英語で子供達と練習しています。 折り紙は、同じ言葉やフレーズが出てくるので、繰り返し使っているうちに、自発的に言葉が出てくるようになります。 最初は、簡単なヤッコさん、定番の鶴、みんな大好きカエル、ちょっと難しい菖蒲(あやめ)、と難易度を上げていきました。 折り紙でOOを作ってみよう!
半分に折る。
山折り
谷折り
三角にする。
四角に折る。
ここに指を置く。
開ける
閉じる
私に続いてみて!
私の折り紙を見て。
上手にできてるよ!
もう一度繰り返して。
いろいろと言い方はありますが、こんな感じで覚えて頂くと、良いのではないかと思います。 しかも! フレーズを覚えると、応用が簡単にできます。 例えば: 折り紙でOOを作ってみよう! ここに指を置く。 「ここに靴を置く。」に変えたり、
「ここにカバンを置く。」 「ここにお箸を置く。」 無限に言い回しができます。 * 簡単にたくさん文章ができるので、 子供たちも 「おおおお!」 と感動してました。 「英語の本は何を読んでいますか。」 「日本語の本のお勧めはありますか。」 「What are you reading?」 とてもよく質問されます。 「英語はOO、日本語はOOを読んでるよ~」と答えると、必ず、 「どうして、そんなに読めるのですか」と聞かれます。 職業柄、読書はする方だと思いますが、もっと読んでいる方はたくさんみえます。 今回は、私なりに、効率よく本を読む方法を紹介。 方法は簡単:
紙の本をよむ:
今は、夏目漱石の「虞美人草」を読んでいます。 夏目漱石コレクションの中では、あまり人気のない小説ですが、俳句のような言葉のテンポに、落語のようにオチをちりばめながら、日常生活の会話が進んでいく。 しかもシェークスピアなどの外国文化もちょっと気取って織り込まれているので、ロンドン留学などより外国語文学に通じ、しかも、俳句&落語が堪能な夏目漱石にしか書けない小説だと思います。 やっぱり、書き物の土台「ルール」を知らないと、自分の文章出力はできないのだな~と改めて感じます。 * オンラインでさっくり読む:
RHINO Reads & Poetry Events のような時は、インターネットをつかって、効率的に読みます。2~5作品、作家インタビューや評論誌を読めば、短い時間で内容が習得できます。 Audible で聞く:
今は、Keegan-Michael Key 「The History of Sketch Comedy」を聞いています。 キーガン マイケル キーが、コメディーの歴史を、大変面白く、ローマ、ギリシャ、アフリカンアメリカン文化などを織り込みながら、お話しされていきます。 声を変えながら、Monty Python and the Holy Grail の脚本を読み上げるところなんか、大爆笑です。 この本は、今までで一番、スケッチコメディー脚本の書き方「ルール」をわかりやすく教えてくれる本でした。 The Second City で、コメディー脚本の授業を取っているので、次回、早速応用です。 最後に、YouTube で見る:
最近観たもので、大変良かったのは、鴨長明「方丈記」の朗読。 養老孟子先生も、現代を学ぶには、「方丈記」を読むのが一番とおっしゃっております。青空文庫で原書を読むよりも、ハードルが低く、しかも、琵琶の音楽も聞けて。 そのほかには、YouTube Movies: Chris Claremont's X-Men (Jun 24, 2021)もお勧めです。 1時間くらいの、ドキュメンタリー&インタビュー番組です。 Chris Claremont は、初期マーベルコミックの作家で、X-Menシリーズのキャラクターを、細部にわたって構成された方です。 それまでのスーパーヒーローとは違って、人とは違う容姿や人生の悩みが設定されており、シリーズが進むにつれ、キャラクターの背景も変わっていきます。 また、キャラクター同士の人間関係やドラマも丁寧に描かれるよう、クリスは制作されたそうです。 キャラクター設定「ルール」を学ぶのにうってつけです。 2019年より、ゲストをおもてなしする機会が多くなってきたので、お料理をちょっと真剣に始めました。
素敵なマダムから、「なおちゃん、お料理上手よ。」 と言われることを目標に。 「お料理がんばっています!」って宣言して良かったなと思うことは、 お料理に関する本、漫画、番組が勝手に集まってくるんです! Food Wars! (食戟のソーマ)漫画も読みアニメも見て、(英語版はViz Mediaから出版されています。) シェフジョンFood Wishes のメニューに挑戦。 今は、The Great British Baking Show (ネットフリックス)にはまっています。 しかも!2020年度のレシピ本が発売されたので、テクニカルチャレンジだと、勝手に思って楽しんでいます。 The Great British Baking Show 良いなと思うことは、コンテストで勝ち負けが決まるにも関わらず、ベーカーが協力したり、一緒に感激したり。 審査員も「おいしくない」「出来は良くない」とはっきりおっしゃいますが、ベーカーに敬意を込めて発言されています。 私も、「詩」に関しては、審査員の立場にあるので、The Great British Baking Show の会話+コミュニケーション観察もして、「こういう言い方があるのか!」と思いながら、今度は、あのカラフルなメレンゲに挑戦してみようとか楽しみが増えています。 約1か月にわたり、英語で1ページの脚本を書こうと試みていますが、長い時間、子供たちに興味を持ってもらうことは大変です。 最初に子供達は、 「映画の翻訳がしたい!」 「もっと英語でお話しがしたい!」 「日本文化を説明したい!」 と威勢が良いのですが、実際やってみると、 「ちょっと難しいから、嫌になっちゃった!」 「想像していたことと違う!」 「(できないから)つまらない!」 自分の実力と、現実の差に気づきます。 新しいことに挑戦してみると、誰もが思うことだと思います。 お料理のプレゼン、万葉集の訳など、高度なことにたくさんチャレンジしてきましたが、 アラジンは、途中ですが、これでおしまいになりそうです。 これまでのレッスンは: アラジン「3つのお願い」Write Your Own Screenplay レッスンの最初の15分間は、英語を母国語とする、5歳ー6歳児を対象にした絵本を毎回読みます。 子供たちはもう30冊以上一緒に読んでいます。 本は、「色」や「動物」など、繰り返し同じ言葉が出てきますが、 少しでも新しい言葉が続くと、ちびちゃん達のやる気が、シューっと抜けていくのがわかります。 「英語わからない」イコール「嫌だ!つまらない!」と思う子供は、「国語」の能力が高いです。 母国語と、外国語を、同じ感覚でとらえているのでしょうか。 今回のレッスンも、 「つまらない。やりたくない。」 と言う、ちびちゃんがいました。 自分の思っていることを言えること、大切だと思います。 しかし、毎回のように連発する「つまらない」は、自分で解決するしか方法がありません。
クラスは辞めたくないようなので、他の生徒さんの邪魔にならないように、静かにしていただきます。 気を取り直して、'How are you?' 「I'm fine って、外国では言わないって本当?TikTokで見たよ。」 小学6年生さんが質問してきました。 良いところに気づきました! その通りです。'How are you?'の返事として、I'm fine ってアメリカで聞くことはありますが、I'm fine ニュアンス的には、 「I'm fine いいよ~(でも、君とはこれ以上お話ししたくないかもね。)」 と言うか、次の会話に繋がらない、フレーズです。 I'm fine. I'm fine. と連発されるお返事だと、 「この件については、君に詳しくはお話しする必要はないかもね。」と言われているような気がします。 さてさて、 「お元気?」にもいろいろ言い方があります。
返事の仕方も千差万別、山ほどあります。
一番大切なのは、相手に対して、どれだけ興味を持ってお話しを続けたいか。 その対人関係熱量定めに How are you? と聞く感じでしょうか。 なぜ、日本の教科書では、「I'm fine」と教えるかというと、教科書の内容がそのまま変更されず、しかもページ数が決まっていて、それ以上のことは、先生や生徒に任せられているからではないでしょうか。 * また、日本人、アジアの皆様、「Nice」って表現好きですし、良く使われます。 ジェーンオースティン「Northanger Abbey」の小説に、「Nice」と言う描写を思い出しました。 主人公の女の子が、「今まで読んだ本の中で、the nicest よ!」と。 インテリのボーイフレンドが、"But now every commendation on every subject is comprised in that one word."と言い包めます。 Niceというのは、みんな使っていて、特別な言葉ではないし、僕は、もっと慎重に一言を選びたいし、選んでいる人と会話したいけどね~。っていう感じでしょうか。 ジェーンオースティンは、18世紀のイギリス人ですが、「nice」「 fine」とか、「取り合えず言葉」を使う人と使わない人との、性質や性格を見極めて会話をされていたのでしょうか。 でも、「かわいい」は、称号だと思うんだけど~と思ったり。 さてさて、How are you? のことだけで時間が過ぎていきます。 「お元気?」と簡単なことですが、とても奥の深い内容です。 小学校4年生のちびちゃんに、How are you? 「I am angry.」 どうしたんだ!何で怒っているのだ! 「どうして怒っているのか、日本語でお話ししてごらん。」尋ねてみました。 長い間もじもじしていましたが、 「OOが、楽しい英語の時間を、つまらないって邪魔をするから。」 良く言えたなと感心しました。しかも、「I am angry.」って! ちびちゃん達は、アラジン「3つのお願い」を1ページの脚本にして、グーグル翻訳や、保護者さん達のサポートを受けながら書き上げてきました。 「演劇をするときは、青いお化粧しようかな。」 「声は低くしてみるの!」 楽しそうに仕上げていましたが、このプロジェクト、ちょっと難しかったようです。 8歳ちびちゃんは、「もうやりたくない。」 ほかの子供達と険悪モードになります。 などで、今回は脱線して、ゲームをすることにしました。 今までのレッスンは: アラジン「3つのお願い」Write Your Own Screenplay 「さて何でしょう」ゲームです。 ルールは簡単です。
一応、英語のレッスンなので、物を触って感想を言うときには、英語の形容詞を言っていただきます。 わからない言葉は、
突如、保護者の方に3つ物を用意していただきました。
子供たちには簡単すぎでした。(さすが。) ゲームのルールがわかったので、今度は、子供たち自身がそれぞれ物を探してきます。 5分間で、よーいドン! いつも素晴らしいなと思うことは、保護者さん達が本気で参加してくれるところです。 子供たちが「キャー」と騒いで物を探している間に、「秘密ボックス」を作ってくれました。 空き箱を、手が入るサイズ丸の形で切り取って、丸穴から中が見えないように、テッシュをも取り付けてくれました。 子供たちが探してきたものは: 8歳ちびちゃん
かつお節パックは、とても難しかった。 ヒントを頂戴!
楽しく時間を過ごすことが一番です。 しかも! 新しい形容詞も、英語のフレーズも練習できました。 |
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June 2024
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