ダンテ・神曲(Inferno)を8月初めより読み始めています。 いろいろ YouTube をも聞いてみて、良かった思った番組は、 Course Hero
100 Days of Dante
Tom LA Books
イタリア語の朗読は、わからなくとも全部聞いています。ところどころ、聞いたことのある単語が出てきたり、ダンテが良く使う言葉に出会います。 ちびちゃん達と、毎週英語の授業をはじめてずいぶん経ちました。 現在は、夏休み中です。 高学年の生徒さんたちは、3段落のエッセイを構成できるようになり、ちびちゃん達も、自分が伝えたいことを、5W1Hを使って、今年上旬は何回も文章を書いてきました。 上記のフォーマットを使って、「好きな食べ物」「休みの日にすること」など、お題にそって文章を作り、プレゼンテーション・発表してきました。 プレゼンテーションは、
という基本事項に加えて、
下記、黄色ハイライトのように、少し詳細が変わるだけで、いつも同じ文章を心がけます。 夏休みが終わったら、いよいよついに、本格的な文章をもっと書いていただこうと思っています! Francesca Preston さんが、The Inflectionist Review に、GLYPH のリビューを投稿してくださいました。 "To experience the poem in GLYPH is to feel its expansion, its multi-dimensional breathing. Like plants that leaf out even if you cut them, these poems keep growing." - - Francesca Preston The Inflectionist Review GLYPH が発売されて2年目、Graphic Poetry Project が始まって6年目になります。たくさんの方に、Trans. Sensory 体験していただいて、本当に大感謝。
ドゥオーモ広場のちかくに、SASSO DI DANTE(ダンテの石)があるときいたので、グーグルマップで探してみました。 各観光名所ホームページでは、写真や、ストリート名の紹介は書いてあるのですが、全然見つからなかったので、グーグルマップにて20分ほどぐるぐるまわり、ついに発見! いつもは、暇人な私ですが、今月はめっちゃ忙しいにもかかわらず、見つけたときは、一人で飛び上がってガッツポーズ。 ダンテが生存していた時代は、ドゥオーモはまだ建設中で(1436年完成)、ダンテはその石に座って、未完成の大聖堂を眺めるのが好きだったそうです。 1301年、フィレンツェ共和国の大使としてダンテがローマを訪れている間に、黒党のクーデターが勃発。ダンテは白党の幹部だったためフィレンツェを追放されます。その後、建設中のドゥオーモもみられなくなってしまいました。 地獄篇 (Inferno) の詩歌6番には、こんな描写があります。 I answered him: " Ciacco, your suffering why it has been assailed by so much schism. なぜ、それほどまで分裂しなければならなかったのか。 ダンテを読んでいると、今の時代を反映しているようで。 イタリアのカゼンティーノ地区にある街、ポッピは、ダンテが滞在したと言われているグイディ伯爵家の城(Castello di Conti Guidi) と、その近くには、ダンテの「神曲」をもとにルーカ・シニョレッリ(Luca Signorelli)が描いた壁画があるオルヴィエート大聖堂(Duomo di Orvieto)があります。 教皇党(ゲルフ)と皇帝党(ギベリン)政治争いに巻き込まれて、ダンテは故郷フィレンツェから追放され、その後、各都市を放浪しながら、「神曲」を書き上げることになりますが、ポッピでは、Inferno 第33歌を執筆されたそうです。 それぞれの詩歌は、だいたい4-5ページ(約150行)でとっても短いですが、しっくりくる韻を探したり、フィレンツェの政治のことを思ったりと時間がかかったのかもしれません。 ちなみに、ダンテのお墓はラヴェンナにあります。 オンライン語学アプリ、Babbel でイタリア語を初めて約1か月が経ちました。 IA による発音の練習では、私はまったくもってイケていない。。。 (英語も独自の訛りがあるので、お口の形のせいでしょう。。。) イタリア語は、日本人には発音しやすい外国語とよく言われているのに! ダンテの「神曲」をイタリア語で聞いていると、言葉を一語一句発音しないで、言葉の前後を続けて音楽のフレーズのように話されています。 カント3番では、いよいよダンテが地獄の入り口に到着。 有名な門に書かれているフレーズ。 Per me si va ne la città dolente, A オンライン検索をしてみると、Inferno 3 第1歌から5歌まで、上杉 昭夫教授が翻訳された日本語バージョンを読むことができます。 ダンテのオリジナルの詩は、一行ごとにすべて韻が踏んであります。 現在では、韻辞書や、コンピューターを使って簡単に同じ韻を踏んだ単語を探せますが、ダンテ(1265-1321)の時代、13世紀以前の本は、ほとんどすべてラテン語で出版されており、ダンテは新しい試みとして、イタリア・トスカーナ地方の生活に浸透した、日常生活で使われているイタリア語を使っています。 それにしても、膨大な量の同じ韻を踏む言葉を探して、ストーリーを紡いでいくって!! 韻は、上記の単語末の色分けのように流れていて、テルツァ・リーマ(Terza rima, 三韻句法)という手法です。 私が教科書に使っている英語訳は、韻は一切翻訳プロセスに含まれていません。 日本語訳も、ダンテのように韻を踏むのは難しいようです。 いつも聞いている、Tom LA Books さんのYouTube 講義でも、イタリア語と英語訳の違いについて語っておられます。 "Questo misero modo" とウェルギリウスが34行で言う場面がありますが、英語だと、"This miserable way" のような訳し方が一般的ですが、本当は、前後の韻の流れや、ストーリーからかんがえると、"This miserable rhythm" と解釈したほうがいいらしいのです。 ダンテをイタリア語で聞くと、ほんとうに美しいです。 "Questo misero modo" のように、Mの音を使うと、続きの言葉も似たMの音を使って全体の詩を構成しているところがとっても素敵。 今日は、ダンテ・地獄篇 (Inferno)・カント(Canto 詩歌)2を読んでみました。 YouTube の Tom LA Books さんが、わかりやすく説明しています。 ちなみに、私が使っているダンテの本は、「The Divine Comedy of Dante Alighieri Inferno - A verse translation by Allen Mandelbaum」です。 学習の流れとして:
という感じで、トータル約40分くらいです。 詩歌第2番では、地獄に入ることを躊躇しているダンテを、ウェルギリウス(古代詩人&ガイド)、女性天使3人(ベアトリーチ・ダンテのアイドル、メアリー&ルシア)が励ましている感じです。 詩歌 2 の段落 127 & 128 がとっても素敵に書かれています。 Quali fioretti dal notturno gelo As a little flowers, which the chill of night / has bent and huddled, when the white sun strikes, / grow straight and open fully on their stems, / so did I, too with my exhausted force; / and such warm daring rushed into my heart / that I -- as one who has been freed - - began: (Translated by Allen Mandelbaum) オンライン検索をしてみると、日本語の翻訳は、藤谷道夫翻訳・ダンテ『神曲』地獄篇対訳(上) がオンラインで読めます。 これからしばらく、ダンテ(1265-1321)の神曲 を勉強していこうと思います。 ダンテの神曲は、
上記写真は、大学生時の教科書で、地獄篇 (Inferno) のみが、イタリア語と英語で記してあります。 インディアナ大学 Joseph Chaney 教授の授業を受けたときのもので、黄色のしおりは、英語文学の先生、Nancy Botkin 教授の手作りです。 その当時は、「Inferno?」で、英語もわからないし、イタリア語や、ダンテにもまったく興味がなかったにもかかわらず、何度もの引っ越しを生き延びて、手放さなかったのが奇跡な教科書。 このYouTubeは、いいですよ~ Canto 1 から、約30分ぐらい、翻訳の解説や、カントの読み方を説明してくれます。 しかも!地獄篇 (Inferno) Canto 34 のすべてのビデオがあります。 まじめなトーンなので、(ちょっと退屈気味なので)運動しながら~など、「~ながら中」に聞いています。 この YouTube は、ダンテの神曲イタリア語10時間朗読! わけがわからなくとも、原語を聞くのは大切かなあと思って、音を追っています。 ちょっとややこしいですが、上記の絵の作家は、英国ラファエル前派 Dante Gabriel Rossetti(1828–1882)です。詩人でもあった Rossetti は、神曲にでてくる、Beatrice をモチーフとしながら、アヘン過剰摂取で亡くなった自身の奥様 Elizabeth Siddal の絵を描いています。
シカゴ美術館で見てきましたよ! Dante Gabriel Rossetti は、コミック詩、「Jan Van Hunks」も発表されているようです。現代で言うコミックとはちょっと違って、挿絵がついている、William Blake をオマージュした感じ(?)です。 8月は、本好きの皆さま、詩人&作家さんたちが、#The Sealey Challenge をされています。
#TheSealeyChallenge とは、毎日一冊ずつ、自分の好きな本や、読んでいる作品をソーシャルメディアに紹介するチャレンジです。 ありがたいことに、GLYPHもたびたび「やっほー」と登場して、素晴らしい本たちと一緒にインスタ映えています。大感謝! |
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June 2024
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