テキサス州サンアントニオで開催された、Versofrontera Literature & Arts Festival に出席してきました。
メキシコ系作家が多く集まり、スペイン語や、スパングリッシュが交じり合う、いつもと違った朗読会で大変興味深かったです。 最後に、メキシコ系バーでビール乾杯後、記念写真をパチリ。 握手をする人が真ん中で、後ろの人は、顎を出してクールな顔で決めるのが、テキサスカーボーイ風のポーズらしいけれど、笑っちゃいけないみたい。みんな、かっこいいのに私は真ん中で大笑顔。 Minneapolis Institute of Art の肖像画コレクションの前でパチリ。
1975年作 Leland Bell の「Temma in Orange Dress」 まねっこ。 Woman Seeking Art のウエブサイトに、壁一面に飾ってある肖像画の詳細が紹介されています。 オーストリアに本拠地を構える Tint Journal は、この秋初めて紙雑誌を発行します。
出版プロモーション参加のため、ラジオヘルシンキ用の録音がありました。 10月30日・31日と放送予定です。 前回のラジオ録音は、米国公共ラジオシカゴ放送のビルがあるネイビーピアーまででかけましたが、今回は、さすがにヘルシンキまではでかけられないので、自宅録音です。 ESL (英語が母国語ではない)著者のテーマで3分間のインタビューでした。 「explicit」が言えてないとか「the」が抜けてるとか、横のお隣さんは厳しいご意見を言ってきますが、自分の言葉で3分間言い切りました。 8・9月と休暇を頂いていた Working On Gallery でしたが、10月は、Meg Reynolds さんをゲストエディターに迎えて、Karla Van Vliet さんをインタビューしていただきました。 アセミック・ライティング (asemic writing )で作品発表されている方で、"She Speaks Tongues" という詩集が Anhinga Press より出版されています。 アセミック・ライティング とは、書道のようにみえる筆記体で、意味をなさない文字の芸術作品です。 カリグラフィー的な作品には、たくさん出会っていますが、膨大にコレクションとして、意味のない文字を、意味を持って書いて出版するという発想が今までありません。 書道家の祖母のもとで育った私としては、アセミック・ライティングは衝撃的でした。 びっくりしすぎて、周りの方々にインタビュー記事をシェアする毎日です。反響が大きく、いろいろな方々からお返事を頂きました。 詩人・作家の Kathleen Rooney さんは、シカゴ美術館にも収蔵されている、 Cy Twombly (サイ・トゥオンブリー ) を教えてくれました。 子供がクレヨンで殴り書きをするような作風です。 「あれは文字だったのか。。。」 そういえば~見たことのあるような絵でしたが、次回シカゴ美術館へ行ったときには、もっと詳しく観察してみようと思います。 ちなみに上記作品は、2009年の展覧会の時。 詩人・翻訳家の Patrick Donnelly さんからは、Voynich Manuscript (ヴォイニッチ手稿)を教えて頂きました。 ヴォイニッチ手稿とは、皮紙は1404年から1438年頃に作られ、未解読の文字と、植物、動物、人間、占星術などのような絵が描かれている、1912年にイタリアで発見された古文書です。 ラテン語が公用語だった時代に作られた本で、地域住民しか使わない言葉で書かれているのか、暗号なのか、まったく意味のないことが書いてあるのか、いまだに解明されていないそうです。 歴史をさかのぼると所有者の判明はできるそうですが、誰がどこで何のために書いたということは証明されていないらしく、ラテン語ではない、イタリア語で書かれたダンテ(1265 – 1321)の「神曲」が出版された約100年後なので、解明できそうなのにとも勝手に思ってみたり。 下記のリンクより、イエール大学デジタル図書館にて、PDF が読めます。 |
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June 2024
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