「英語で詩を書いたのですが、どうやって出版社を探したらいいですか。」 日米両方のビギナーライターさんからよくあるこの質問です。 「Submittable 使うと簡単に探せますよ!」 詩、短編小説、フラッシュフィクション(超短編)は、よっぽどのことがない限り、出版エージェントさんを探して、登録しなくても大丈夫です。 しかし、はじめて英語で書いた本をアメリカの出版社から出してもらうのは大変難しいことです。 なので、まず、小さな作品(詩・短編)を雑誌やオンライン文学誌に発表できるように、Submittable 使って雑誌投稿していきましょう! 例えば、私の作品集で、一番最初に出版された "Home, No Home" は、32ページの短編詩集で、そのうちの 1/3 の作品が、個々の雑誌に出版されています。 雑誌(例): ちなみに、アメリカでは、どんなに小さな出版社であっても、作家は一切出版プロセス費用(印刷料、編集、デザイン料など)を支払いません。もちろん、自己出版やアマゾン出版されるのであれば、出費は自己負担です。 フィクションやミステリーのジャンルに比べると、詩の読者は少ないですが、コアなファンが多くニッチな世界です。自分自身で作家エージェントになるような感覚で開拓していくと良いかと思います。 ステップとしては:
Submittable は、画期的です! 私が学生の頃、ちょうど、オンライン投稿の移行期間で、ちょっと前までは、分厚い電話帳みたいな「出版社・雑誌一覧表」をひとつずつ調べて、しかも、封筒に入れて切手を貼っての投稿でした。大学の図書館の前にあった郵便ポストに「お願いします!」と拝んでいたのが懐かしい~。 Submittable は、無料でログインアカウントを作ることができます。
まずは、アカウントを作っていただいて、上記ツールバーにある、Discover を選んで、「Poetry」などとジャンルを指定します。 ジャンルを選ぶと、「詩」のカテゴリーだけ並び替えてくれるので、とても便利です、 が! 膨大な雑誌一覧なので、「どの雑誌に投稿したら良いのかわからない!」と思われるかたが多いと思います。 投稿するには、雑誌によりますが、投稿料$3~5(賞の応募だと~$30くらい)かかります。写真のオレンジ枠で囲ってあるところに、料金が表示されます。昔の切手代が、Submittable 利用料になっているようです。 投稿料が無料の雑誌もたくさんあるので(私が編集を勤める、RHINO Poetry も春夏は投稿料なし)、無料の雑誌にまず応募してみて、投稿システムに慣れていくといいかもしれません。 投稿すると、早くて1か月、平均3か月、長くて1年の間に、「投稿結果」が返ってきます。最初のうちは、なかなか「Accept」されないかもしれないですが、 One rejection closer to success! 一緒に、切磋琢磨していきましょう。 Comments are closed.
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June 2024
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