シカゴ詩人たちによるアンソロジー、"Wherever I'm At: An Anthology of Chicago Poetry" のプロモーションのため、WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)にて、詩を読んできました。 WBEZ91.5には、コマーシャルみたいなものがないので、今回収録された詩は、番組や音楽の間に繰り返し放送されるそうです。 声をきいたら、「あら、なおちゃんだ!」と思っていただけるように読みました。 ラジオ局は、シカゴ観光スポット・ネイビーピアーのどまんなかにあって、オフィスから見える、ミシガン湖が、とってもきれい。からりとした夏日和だったので、景色を堪能。シカゴって、本当に美しい街です。 ネイビーピアーのあるダウンタウン北側から、リバーウォークを通って、南側にあるシカゴ美術館&ミレニアムパークまで歩きました。約50分くらいのお散歩で、ヨットが見えたり、大きな船が見えたり。
昼間は観光客や、犬のお散歩、マラソン&サイクリングをしているかたも多いです。しかし、夜や夕方になってくると、高架下の暗い道もあるので、一人での歩行は避けたほうが良いかもしれません。 最近、イタリアがマイブームです。 第3か国語目、やっと真剣に習い始めています。 「あれ~スペイン語取ってなかった~」 短大生のとき1年間スペイン語を勉強して、フィリピンにもでかけ、会社員のときはメキシコ部署とほぼ毎日一緒に過ごしていたのにもかかわらず、やっぱり、「習得する気持ち」が薄かったのか、全然身に付きませんでした。 今回は、毎日真剣に、イタリア語習得していますよ! 最近好きでよく見ている、カナダ系イタリア人 Alyssa Beltempo さんのYouTubeは、「Slow Fashion」や「Shop My Closet」などサステナビリティをテーマにしている番組です。 新しいものを次々と購入しないで、自分のクローゼットの中から、もう一度ショッピングを楽しむみたいに、持っているものから工夫しておしゃれをしようという感じでしょうか。 10 - 20 分くらいのビデオですがいつも発見があって、一時停止しながら、鏡の前に立って試行錯誤しています。この番組は英語ですが、日本のファッション系YouTubeも参考にしていますよ! WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)で、詩を読ましていただけることになったので、もちろんラジオ収録でお洋服はみえませんが!でも、やっぱり、気合入れて行きたいじゃないですか!ジーンズスタイルでも!
Meg Reynolds さんは、”A Comic Year” というコミックポエトリーを去年出版されて、その創作プロセスを今回のBrevity のインタビューで答えています。 彼女のすごいところは、周りの目に臆する事なく、人生のどん底期だった約400日、毎日、記録して、そのまま出版したこと! 「一糸も纏わない」感が、潔くって、読んでいて勇気がもらえる本です。 Meg Reynolds さん素敵です。 インスタグラムでもちらりとお話したのですが、最近読んだ本や、雑誌に投稿される文・詩には、物事の描写詳細(details) がぎっちり詰まっています。
Details というのは、形容詞や副詞などでめいっぱいデコレーションをしているということではなく(英語を勉強するちびちゃん達は、文章デコ大好きですが。)とにかく、描写がドキュメンタリー映画のように、一語一句見せて、パラグラフ段落になっていることです。 最近読んだ、The Blue Q は、グアテマラにルーツを持つ作家さんで、映像を大学で勉強されていたからか、とにかく、膨大な描写がもう映画を見ているようで。上記の写真をみれば、太い本なのでなんとなくイメージが伝わるかと思います。 バージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」のようとでも言いましょうか。 バージニア・ウルフの場合は、描写 =「意識の流れ・ Stream of consciousness」という自身のこだわり研究にそって文章を書いています。 上記写真の、カズオ・イシグロ「Klara and the Sun」も、お店の前に誰それが通ったーみたいな細かい描写がたくさんでてきます。 カズオ・イシグロの場合、細かい描写よりも強烈に、「人間のようなAIもいつか廃棄されるかもしれない。新しい携帯電話を手にいれるように、古いものは捨てるの?ロボットのお友達でも?」という考えが、最初からずーっと植え付けられるので、むしろ、描写は、AIが人間的になるという哲学的な意味を含んでいる感じがします。 さてさて、The Blue Q に戻って。 グアテマラの作家さんの作品を読むのは初めてで、とても新鮮でした。少し前にもお話しましたが、有色人種の作家がデビューして、次の本を書いていくというのはとても難しいことです。 ですが、もう一歩、描写の裏に隠れた意味がほしかったような気がします。 「英語で詩を書いたのですが、どうやって出版社を探したらいいですか。」 日米両方のビギナーライターさんからよくあるこの質問です。 「Submittable 使うと簡単に探せますよ!」 詩、短編小説、フラッシュフィクション(超短編)は、よっぽどのことがない限り、出版エージェントさんを探して、登録しなくても大丈夫です。 しかし、はじめて英語で書いた本をアメリカの出版社から出してもらうのは大変難しいことです。 なので、まず、小さな作品(詩・短編)を雑誌やオンライン文学誌に発表できるように、Submittable 使って雑誌投稿していきましょう! 例えば、私の作品集で、一番最初に出版された "Home, No Home" は、32ページの短編詩集で、そのうちの 1/3 の作品が、個々の雑誌に出版されています。 雑誌(例): ちなみに、アメリカでは、どんなに小さな出版社であっても、作家は一切出版プロセス費用(印刷料、編集、デザイン料など)を支払いません。もちろん、自己出版やアマゾン出版されるのであれば、出費は自己負担です。 フィクションやミステリーのジャンルに比べると、詩の読者は少ないですが、コアなファンが多くニッチな世界です。自分自身で作家エージェントになるような感覚で開拓していくと良いかと思います。 ステップとしては:
Submittable は、画期的です! 私が学生の頃、ちょうど、オンライン投稿の移行期間で、ちょっと前までは、分厚い電話帳みたいな「出版社・雑誌一覧表」をひとつずつ調べて、しかも、封筒に入れて切手を貼っての投稿でした。大学の図書館の前にあった郵便ポストに「お願いします!」と拝んでいたのが懐かしい~。 Submittable は、無料でログインアカウントを作ることができます。
まずは、アカウントを作っていただいて、上記ツールバーにある、Discover を選んで、「Poetry」などとジャンルを指定します。 ジャンルを選ぶと、「詩」のカテゴリーだけ並び替えてくれるので、とても便利です、 が! 膨大な雑誌一覧なので、「どの雑誌に投稿したら良いのかわからない!」と思われるかたが多いと思います。 投稿するには、雑誌によりますが、投稿料$3~5(賞の応募だと~$30くらい)かかります。写真のオレンジ枠で囲ってあるところに、料金が表示されます。昔の切手代が、Submittable 利用料になっているようです。 投稿料が無料の雑誌もたくさんあるので(私が編集を勤める、RHINO Poetry も春夏は投稿料なし)、無料の雑誌にまず応募してみて、投稿システムに慣れていくといいかもしれません。 投稿すると、早くて1か月、平均3か月、長くて1年の間に、「投稿結果」が返ってきます。最初のうちは、なかなか「Accept」されないかもしれないですが、 One rejection closer to success! 一緒に、切磋琢磨していきましょう。 Niagara Parks Power Station へ遊びに行ってきました。 7月1日にオープンしたての、カナダ側ナイアガラ公園の新観光スポットです。 1905年開所、2005年までカナダの水力発電所として使われていました。2022年にオープンしたのは、発電所博物館と、当時使われていた放水用トンネルです。 ナイアガラの滝水力発電は、ナイアガラ川の水を発電所に汲み取り、滝の高低差を利用して発電する方法です。高低差エネルギーで水車タービンをまわし、つながっている発電機を回転させながら電力を作ります。使用後の水は、巨大トンネルを通って、ナイアガラの滝つぼへ放水されます。 1905年開所されたとき、Thomas Edison トーマス・エジソン (1847- 1931) と、Nikola Tesla ニコラ・テスラ (1856 - 1943) 電気技師、発明家の技術が多く取り入れられました。 ナイアガラ・パーク発電所は、アメリカ側の滝(American Falls)カナダ側の滝(Horseshoe Fall)の両方が見えるダウンタウンエリアから少し離れています。 発電所専用の駐車場は、一日駐車券が約$30(CAD)で、バス停も目の前にあります。 ダウンタウンから少し離れているのはちゃんとした水力発電所構造の理由があって、博物館へ入るとまず、「お手洗いに行ってください。」と何回も繰り返し言われます。 なぜかと言うと! 1905年開所された発電所放水用トンネルは、赤レンガでできた片道20分以上かかる長~い、ザ・トンネルなのです! 現在、滝つぼには2つの観光用トンネル出口があります。 上記写真:上1. 矢印でもみえる、Journey Behind the Falls は、昔からある滝の裏を通る観光用トンネルで、狭く薄暗いトンネル内(しかも滝の振動が地震みたいでちょっと怖いなか)順番待ちですごく混んでいます。 下2. 矢印に見える Niagara Parks Power Station発電所トンネルは、人数制限があるようなので混んではいませんが、営業時間が短く、これから大人気の観光スポットとなりそうなので、チケットはオンライン予約をした方がいいかと思います。 (ちなみに、両方のトンネル共、車いすの観光客さんたちもアクセスできます。) 発電所博物館内にある専用エレベーターで地下約50メートル移動してから、トンネル内を歩くことができます。 ガラスのエレベーターに乗ると、移動中には、当時使われていた、落水巨大円管や、昔使っていた違うトンネルが階層になって見えます。 ダウンタウンエリアの方まで、長い地下トンネルが続きます。夏でもひんやり冷たく、トンネルの中は、水たまりがあったり、滝の湧き水がレンガ壁からしみでています。 薄暗く長いトンネルのなか、明るい出口がみえると、観光客のみなさま猛ダッシュです。地面は水で濡れているので、転んでいる子供もいたので要注意です。 でも、光に向かって走りたくなる気持ちとてもわかります。 だって、虹も見えるし、霧みたいな水しぶきも風と共に吹き込んでくるのだもん! |
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June 2024
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