JustKids Book Festival へ参加してきました。 シカゴ初のバイリンガルの子供向けブックフェスティバルでしたが、「著者のトークイベント」など大人も十分楽しめる充実したフェスティバルでした。 特に、Zetta Elliott さんのプレゼンテーションは印象的で、アメリカで出版されている本は、80%以上が白人の主人公で、アフリカ系、ラテン系、アジア系が主人公の話は、本当に少なく、また、作家になると、有色人種には見えない壁が立ちはだかっているというお話をしてくださいました。 「問題はお金ではなくて、ヒエラルキー的なパワーの問題よ。」 ドキッとした言葉でした。 Julian Randall さんも、著者トークで同じようなことをおっしゃっており、Toni Morrison のお言葉で最後締めくくっていました。 "If there is a story you want to read 出版業界は、「本が売れない」という悩みに反して、毎日山ほどの新刊があふれかえっていますし、自分の本を出版されたい方はたくさんいます。その競争下で、有色人種が出版業界に生き残っていくのは本当に至難の業です。一握りの作家さんしか日の目を見ないのかと思うといつも複雑な気持ちになります。
そんな中思うことは、自己出版もありなんじゃないかなと。信頼できる編集者と組んで、自分の好きなように、赤字にならないように出版していくのも楽しいのではないのかなと思いました。しかし、やっぱり一度は正式ルートでプロの道を模索するのもいいかもなとも考えています。 Comments are closed.
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June 2024
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