Conor Hultman さんが、GLYPH のリビューを書いてくださいました。ありがとうございます。 冒頭の5行すごい始まり方だなと、ただただ恐縮するばかりです。 Guillaume Apollinaire (French poet, 1880-1918), Kenneth Patchen (American Poet, 1911-1972) と比べていますが。良いのですかねえ? 上記の写真は、Guillaume Apollinaire の作品です。 詩の改行を、鳥の羽のようにしたりしながら、全体の形を作っていきます。現在も下記の写真のような 現代版カリグラフィー詩は出版されていて、 フィリピン系アメリカ人の Vince Gotera さん などが発表されています。 個々の言葉の長さを選んだり、改行の仕方が難しく、高テクニックを要しますが、私はちょっと「オールドファッション」ではないかなと思うのです。 19世紀からたくさんの詩人が挑戦しているので、見新しくないというか。高テクニックで制作に時間がかかるわりに、現代読者にスルーされる感があると思うのです。 Kenneth Patchen については、Impose とPoetry Dispatch が特集しています。 Jazz Poetry や Picture Poetry と呼ばれる詩のジャンルで、書いてある言葉がけっこうシンプルです。詩の要素(改行や詩言葉)が少なく、現代アート系というか、ポスター系というか、絵を重視しているような作品が多いです。 今回の、Conor Hultman さんのリビューでは、グラフィック・ポエトリーを "A new type of poem" と評価していただきました。 そうなの!私のグラフィック・ポエトリーには、改行があるの! ご理解ただいて、本当にうれしいです。 その改行の一部は、"line-break hyperawareness" と名付けています。詳しくは、Kristina Marie Darling さんとのインタビューでお話しています。 今日は、Angela Narciso Torres さんが出演したポットキャストの放送がありました。 Bull City Press の編集長さん達がお届けする、20分くらいの番組ですが、私の名前が3回も出てきて、まさしく、biased media coverage ではないかと! "She is a queen of chapbooks" とおっしゃってくださって、どうもありがとう。 めっちゃ嬉しいです。 Queen の称号にふさわしくなれるよう、これからも励んでいこうと思います。 RHINO Poetry Reviews - the 4th Graphic Issue も発表されました。 今年で4年目になり、またまた素晴らしい作品が集まりました。一緒に作り上げてくれた詩人達に大感謝です。 毎年、文章+アートともに創造できる参加者を探すのは大変なんですよ! Rhino Poetry は毎月、新刊詩の本をリビューしています。9月は、グラフィックリビューとして、絵付きで本を批評する、ちょっと変わった試みです。 しかし、だんだん、現代美術の要素が深くなってきて、本の批評というより、読書中の詩人の頭の中を作品化した、展示会のような感じでしょうか。見ごたえのある作品ばかりですが、リビューが抽象的になりすぎているかもしれません。 したがって来年は5周年記念もかねて、初めて、ゲストエディターに参加してもらいます。私が集めるリビューとはまた違った雰囲気になるのではと期待しています。 そして最後に、ダンテ「神曲」34詩、読み終えました。
「そして星が見えてきた」 という、最後の行は、ただただ美しい。 それと同時に、これが、cliché の起源ですかっ!とひとり突っ込んでしまいました。 ダンテ・神曲(Inferno)を8月初めより読み始めています。 いろいろ YouTube をも聞いてみて、良かった思った番組は、 Course Hero
100 Days of Dante
Tom LA Books
イタリア語の朗読は、わからなくとも全部聞いています。ところどころ、聞いたことのある単語が出てきたり、ダンテが良く使う言葉に出会います。 ちびちゃん達と、毎週英語の授業をはじめてずいぶん経ちました。 現在は、夏休み中です。 高学年の生徒さんたちは、3段落のエッセイを構成できるようになり、ちびちゃん達も、自分が伝えたいことを、5W1Hを使って、今年上旬は何回も文章を書いてきました。 上記のフォーマットを使って、「好きな食べ物」「休みの日にすること」など、お題にそって文章を作り、プレゼンテーション・発表してきました。 プレゼンテーションは、
という基本事項に加えて、
下記、黄色ハイライトのように、少し詳細が変わるだけで、いつも同じ文章を心がけます。 夏休みが終わったら、いよいよついに、本格的な文章をもっと書いていただこうと思っています! Francesca Preston さんが、The Inflectionist Review に、GLYPH のリビューを投稿してくださいました。 "To experience the poem in GLYPH is to feel its expansion, its multi-dimensional breathing. Like plants that leaf out even if you cut them, these poems keep growing." - - Francesca Preston The Inflectionist Review GLYPH が発売されて2年目、Graphic Poetry Project が始まって6年目になります。たくさんの方に、Trans. Sensory 体験していただいて、本当に大感謝。
ドゥオーモ広場のちかくに、SASSO DI DANTE(ダンテの石)があるときいたので、グーグルマップで探してみました。 各観光名所ホームページでは、写真や、ストリート名の紹介は書いてあるのですが、全然見つからなかったので、グーグルマップにて20分ほどぐるぐるまわり、ついに発見! いつもは、暇人な私ですが、今月はめっちゃ忙しいにもかかわらず、見つけたときは、一人で飛び上がってガッツポーズ。 ダンテが生存していた時代は、ドゥオーモはまだ建設中で(1436年完成)、ダンテはその石に座って、未完成の大聖堂を眺めるのが好きだったそうです。 1301年、フィレンツェ共和国の大使としてダンテがローマを訪れている間に、黒党のクーデターが勃発。ダンテは白党の幹部だったためフィレンツェを追放されます。その後、建設中のドゥオーモもみられなくなってしまいました。 地獄篇 (Inferno) の詩歌6番には、こんな描写があります。 I answered him: " Ciacco, your suffering why it has been assailed by so much schism. なぜ、それほどまで分裂しなければならなかったのか。 ダンテを読んでいると、今の時代を反映しているようで。 イタリアのカゼンティーノ地区にある街、ポッピは、ダンテが滞在したと言われているグイディ伯爵家の城(Castello di Conti Guidi) と、その近くには、ダンテの「神曲」をもとにルーカ・シニョレッリ(Luca Signorelli)が描いた壁画があるオルヴィエート大聖堂(Duomo di Orvieto)があります。 教皇党(ゲルフ)と皇帝党(ギベリン)政治争いに巻き込まれて、ダンテは故郷フィレンツェから追放され、その後、各都市を放浪しながら、「神曲」を書き上げることになりますが、ポッピでは、Inferno 第33歌を執筆されたそうです。 それぞれの詩歌は、だいたい4-5ページ(約150行)でとっても短いですが、しっくりくる韻を探したり、フィレンツェの政治のことを思ったりと時間がかかったのかもしれません。 ちなみに、ダンテのお墓はラヴェンナにあります。 オンライン語学アプリ、Babbel でイタリア語を初めて約1か月が経ちました。 IA による発音の練習では、私はまったくもってイケていない。。。 (英語も独自の訛りがあるので、お口の形のせいでしょう。。。) イタリア語は、日本人には発音しやすい外国語とよく言われているのに! ダンテの「神曲」をイタリア語で聞いていると、言葉を一語一句発音しないで、言葉の前後を続けて音楽のフレーズのように話されています。 カント3番では、いよいよダンテが地獄の入り口に到着。 有名な門に書かれているフレーズ。 Per me si va ne la città dolente, A オンライン検索をしてみると、Inferno 3 第1歌から5歌まで、上杉 昭夫教授が翻訳された日本語バージョンを読むことができます。 ダンテのオリジナルの詩は、一行ごとにすべて韻が踏んであります。 現在では、韻辞書や、コンピューターを使って簡単に同じ韻を踏んだ単語を探せますが、ダンテ(1265-1321)の時代、13世紀以前の本は、ほとんどすべてラテン語で出版されており、ダンテは新しい試みとして、イタリア・トスカーナ地方の生活に浸透した、日常生活で使われているイタリア語を使っています。 それにしても、膨大な量の同じ韻を踏む言葉を探して、ストーリーを紡いでいくって!! 韻は、上記の単語末の色分けのように流れていて、テルツァ・リーマ(Terza rima, 三韻句法)という手法です。 私が教科書に使っている英語訳は、韻は一切翻訳プロセスに含まれていません。 日本語訳も、ダンテのように韻を踏むのは難しいようです。 いつも聞いている、Tom LA Books さんのYouTube 講義でも、イタリア語と英語訳の違いについて語っておられます。 "Questo misero modo" とウェルギリウスが34行で言う場面がありますが、英語だと、"This miserable way" のような訳し方が一般的ですが、本当は、前後の韻の流れや、ストーリーからかんがえると、"This miserable rhythm" と解釈したほうがいいらしいのです。 ダンテをイタリア語で聞くと、ほんとうに美しいです。 "Questo misero modo" のように、Mの音を使うと、続きの言葉も似たMの音を使って全体の詩を構成しているところがとっても素敵。 今日は、ダンテ・地獄篇 (Inferno)・カント(Canto 詩歌)2を読んでみました。 YouTube の Tom LA Books さんが、わかりやすく説明しています。 ちなみに、私が使っているダンテの本は、「The Divine Comedy of Dante Alighieri Inferno - A verse translation by Allen Mandelbaum」です。 学習の流れとして:
という感じで、トータル約40分くらいです。 詩歌第2番では、地獄に入ることを躊躇しているダンテを、ウェルギリウス(古代詩人&ガイド)、女性天使3人(ベアトリーチ・ダンテのアイドル、メアリー&ルシア)が励ましている感じです。 詩歌 2 の段落 127 & 128 がとっても素敵に書かれています。 Quali fioretti dal notturno gelo As a little flowers, which the chill of night / has bent and huddled, when the white sun strikes, / grow straight and open fully on their stems, / so did I, too with my exhausted force; / and such warm daring rushed into my heart / that I -- as one who has been freed - - began: (Translated by Allen Mandelbaum) オンライン検索をしてみると、日本語の翻訳は、藤谷道夫翻訳・ダンテ『神曲』地獄篇対訳(上) がオンラインで読めます。 これからしばらく、ダンテ(1265-1321)の神曲 を勉強していこうと思います。 ダンテの神曲は、
上記写真は、大学生時の教科書で、地獄篇 (Inferno) のみが、イタリア語と英語で記してあります。 インディアナ大学 Joseph Chaney 教授の授業を受けたときのもので、黄色のしおりは、英語文学の先生、Nancy Botkin 教授の手作りです。 その当時は、「Inferno?」で、英語もわからないし、イタリア語や、ダンテにもまったく興味がなかったにもかかわらず、何度もの引っ越しを生き延びて、手放さなかったのが奇跡な教科書。 このYouTubeは、いいですよ~ Canto 1 から、約30分ぐらい、翻訳の解説や、カントの読み方を説明してくれます。 しかも!地獄篇 (Inferno) Canto 34 のすべてのビデオがあります。 まじめなトーンなので、(ちょっと退屈気味なので)運動しながら~など、「~ながら中」に聞いています。 この YouTube は、ダンテの神曲イタリア語10時間朗読! わけがわからなくとも、原語を聞くのは大切かなあと思って、音を追っています。 ちょっとややこしいですが、上記の絵の作家は、英国ラファエル前派 Dante Gabriel Rossetti(1828–1882)です。詩人でもあった Rossetti は、神曲にでてくる、Beatrice をモチーフとしながら、アヘン過剰摂取で亡くなった自身の奥様 Elizabeth Siddal の絵を描いています。
シカゴ美術館で見てきましたよ! Dante Gabriel Rossetti は、コミック詩、「Jan Van Hunks」も発表されているようです。現代で言うコミックとはちょっと違って、挿絵がついている、William Blake をオマージュした感じ(?)です。 8月は、本好きの皆さま、詩人&作家さんたちが、#The Sealey Challenge をされています。
#TheSealeyChallenge とは、毎日一冊ずつ、自分の好きな本や、読んでいる作品をソーシャルメディアに紹介するチャレンジです。 ありがたいことに、GLYPHもたびたび「やっほー」と登場して、素晴らしい本たちと一緒にインスタ映えています。大感謝! シカゴ詩人たちによるアンソロジー、"Wherever I'm At: An Anthology of Chicago Poetry" のプロモーションのため、WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)にて、詩を読んできました。 WBEZ91.5には、コマーシャルみたいなものがないので、今回収録された詩は、番組や音楽の間に繰り返し放送されるそうです。 声をきいたら、「あら、なおちゃんだ!」と思っていただけるように読みました。 ラジオ局は、シカゴ観光スポット・ネイビーピアーのどまんなかにあって、オフィスから見える、ミシガン湖が、とってもきれい。からりとした夏日和だったので、景色を堪能。シカゴって、本当に美しい街です。 ネイビーピアーのあるダウンタウン北側から、リバーウォークを通って、南側にあるシカゴ美術館&ミレニアムパークまで歩きました。約50分くらいのお散歩で、ヨットが見えたり、大きな船が見えたり。
昼間は観光客や、犬のお散歩、マラソン&サイクリングをしているかたも多いです。しかし、夜や夕方になってくると、高架下の暗い道もあるので、一人での歩行は避けたほうが良いかもしれません。 最近、イタリアがマイブームです。 第3か国語目、やっと真剣に習い始めています。 「あれ~スペイン語取ってなかった~」 短大生のとき1年間スペイン語を勉強して、フィリピンにもでかけ、会社員のときはメキシコ部署とほぼ毎日一緒に過ごしていたのにもかかわらず、やっぱり、「習得する気持ち」が薄かったのか、全然身に付きませんでした。 今回は、毎日真剣に、イタリア語習得していますよ! 最近好きでよく見ている、カナダ系イタリア人 Alyssa Beltempo さんのYouTubeは、「Slow Fashion」や「Shop My Closet」などサステナビリティをテーマにしている番組です。 新しいものを次々と購入しないで、自分のクローゼットの中から、もう一度ショッピングを楽しむみたいに、持っているものから工夫しておしゃれをしようという感じでしょうか。 10 - 20 分くらいのビデオですがいつも発見があって、一時停止しながら、鏡の前に立って試行錯誤しています。この番組は英語ですが、日本のファッション系YouTubeも参考にしていますよ! WBEZ CHICAGO NPR (米国公共ラジオシカゴ放送)で、詩を読ましていただけることになったので、もちろんラジオ収録でお洋服はみえませんが!でも、やっぱり、気合入れて行きたいじゃないですか!ジーンズスタイルでも!
Meg Reynolds さんは、”A Comic Year” というコミックポエトリーを去年出版されて、その創作プロセスを今回のBrevity のインタビューで答えています。 彼女のすごいところは、周りの目に臆する事なく、人生のどん底期だった約400日、毎日、記録して、そのまま出版したこと! 「一糸も纏わない」感が、潔くって、読んでいて勇気がもらえる本です。 Meg Reynolds さん素敵です。 インスタグラムでもちらりとお話したのですが、最近読んだ本や、雑誌に投稿される文・詩には、物事の描写詳細(details) がぎっちり詰まっています。
Details というのは、形容詞や副詞などでめいっぱいデコレーションをしているということではなく(英語を勉強するちびちゃん達は、文章デコ大好きですが。)とにかく、描写がドキュメンタリー映画のように、一語一句見せて、パラグラフ段落になっていることです。 最近読んだ、The Blue Q は、グアテマラにルーツを持つ作家さんで、映像を大学で勉強されていたからか、とにかく、膨大な描写がもう映画を見ているようで。上記の写真をみれば、太い本なのでなんとなくイメージが伝わるかと思います。 バージニア・ウルフの「ダロウェイ夫人」のようとでも言いましょうか。 バージニア・ウルフの場合は、描写 =「意識の流れ・ Stream of consciousness」という自身のこだわり研究にそって文章を書いています。 上記写真の、カズオ・イシグロ「Klara and the Sun」も、お店の前に誰それが通ったーみたいな細かい描写がたくさんでてきます。 カズオ・イシグロの場合、細かい描写よりも強烈に、「人間のようなAIもいつか廃棄されるかもしれない。新しい携帯電話を手にいれるように、古いものは捨てるの?ロボットのお友達でも?」という考えが、最初からずーっと植え付けられるので、むしろ、描写は、AIが人間的になるという哲学的な意味を含んでいる感じがします。 さてさて、The Blue Q に戻って。 グアテマラの作家さんの作品を読むのは初めてで、とても新鮮でした。少し前にもお話しましたが、有色人種の作家がデビューして、次の本を書いていくというのはとても難しいことです。 ですが、もう一歩、描写の裏に隠れた意味がほしかったような気がします。 「英語で詩を書いたのですが、どうやって出版社を探したらいいですか。」 日米両方のビギナーライターさんからよくあるこの質問です。 「Submittable 使うと簡単に探せますよ!」 詩、短編小説、フラッシュフィクション(超短編)は、よっぽどのことがない限り、出版エージェントさんを探して、登録しなくても大丈夫です。 しかし、はじめて英語で書いた本をアメリカの出版社から出してもらうのは大変難しいことです。 なので、まず、小さな作品(詩・短編)を雑誌やオンライン文学誌に発表できるように、Submittable 使って雑誌投稿していきましょう! 例えば、私の作品集で、一番最初に出版された "Home, No Home" は、32ページの短編詩集で、そのうちの 1/3 の作品が、個々の雑誌に出版されています。 雑誌(例): ちなみに、アメリカでは、どんなに小さな出版社であっても、作家は一切出版プロセス費用(印刷料、編集、デザイン料など)を支払いません。もちろん、自己出版やアマゾン出版されるのであれば、出費は自己負担です。 フィクションやミステリーのジャンルに比べると、詩の読者は少ないですが、コアなファンが多くニッチな世界です。自分自身で作家エージェントになるような感覚で開拓していくと良いかと思います。 ステップとしては:
Submittable は、画期的です! 私が学生の頃、ちょうど、オンライン投稿の移行期間で、ちょっと前までは、分厚い電話帳みたいな「出版社・雑誌一覧表」をひとつずつ調べて、しかも、封筒に入れて切手を貼っての投稿でした。大学の図書館の前にあった郵便ポストに「お願いします!」と拝んでいたのが懐かしい~。 Submittable は、無料でログインアカウントを作ることができます。
まずは、アカウントを作っていただいて、上記ツールバーにある、Discover を選んで、「Poetry」などとジャンルを指定します。 ジャンルを選ぶと、「詩」のカテゴリーだけ並び替えてくれるので、とても便利です、 が! 膨大な雑誌一覧なので、「どの雑誌に投稿したら良いのかわからない!」と思われるかたが多いと思います。 投稿するには、雑誌によりますが、投稿料$3~5(賞の応募だと~$30くらい)かかります。写真のオレンジ枠で囲ってあるところに、料金が表示されます。昔の切手代が、Submittable 利用料になっているようです。 投稿料が無料の雑誌もたくさんあるので(私が編集を勤める、RHINO Poetry も春夏は投稿料なし)、無料の雑誌にまず応募してみて、投稿システムに慣れていくといいかもしれません。 投稿すると、早くて1か月、平均3か月、長くて1年の間に、「投稿結果」が返ってきます。最初のうちは、なかなか「Accept」されないかもしれないですが、 One rejection closer to success! 一緒に、切磋琢磨していきましょう。 Niagara Parks Power Station へ遊びに行ってきました。 7月1日にオープンしたての、カナダ側ナイアガラ公園の新観光スポットです。 1905年開所、2005年までカナダの水力発電所として使われていました。2022年にオープンしたのは、発電所博物館と、当時使われていた放水用トンネルです。 ナイアガラの滝水力発電は、ナイアガラ川の水を発電所に汲み取り、滝の高低差を利用して発電する方法です。高低差エネルギーで水車タービンをまわし、つながっている発電機を回転させながら電力を作ります。使用後の水は、巨大トンネルを通って、ナイアガラの滝つぼへ放水されます。 1905年開所されたとき、Thomas Edison トーマス・エジソン (1847- 1931) と、Nikola Tesla ニコラ・テスラ (1856 - 1943) 電気技師、発明家の技術が多く取り入れられました。 ナイアガラ・パーク発電所は、アメリカ側の滝(American Falls)カナダ側の滝(Horseshoe Fall)の両方が見えるダウンタウンエリアから少し離れています。 発電所専用の駐車場は、一日駐車券が約$30(CAD)で、バス停も目の前にあります。 ダウンタウンから少し離れているのはちゃんとした水力発電所構造の理由があって、博物館へ入るとまず、「お手洗いに行ってください。」と何回も繰り返し言われます。 なぜかと言うと! 1905年開所された発電所放水用トンネルは、赤レンガでできた片道20分以上かかる長~い、ザ・トンネルなのです! 現在、滝つぼには2つの観光用トンネル出口があります。 上記写真:上1. 矢印でもみえる、Journey Behind the Falls は、昔からある滝の裏を通る観光用トンネルで、狭く薄暗いトンネル内(しかも滝の振動が地震みたいでちょっと怖いなか)順番待ちですごく混んでいます。 下2. 矢印に見える Niagara Parks Power Station発電所トンネルは、人数制限があるようなので混んではいませんが、営業時間が短く、これから大人気の観光スポットとなりそうなので、チケットはオンライン予約をした方がいいかと思います。 (ちなみに、両方のトンネル共、車いすの観光客さんたちもアクセスできます。) 発電所博物館内にある専用エレベーターで地下約50メートル移動してから、トンネル内を歩くことができます。 ガラスのエレベーターに乗ると、移動中には、当時使われていた、落水巨大円管や、昔使っていた違うトンネルが階層になって見えます。 ダウンタウンエリアの方まで、長い地下トンネルが続きます。夏でもひんやり冷たく、トンネルの中は、水たまりがあったり、滝の湧き水がレンガ壁からしみでています。 薄暗く長いトンネルのなか、明るい出口がみえると、観光客のみなさま猛ダッシュです。地面は水で濡れているので、転んでいる子供もいたので要注意です。 でも、光に向かって走りたくなる気持ちとてもわかります。 だって、虹も見えるし、霧みたいな水しぶきも風と共に吹き込んでくるのだもん! パンデミック前は、ブランチミーティングがよくありましたが、この3年、会議はほとんどオンラインになったので、アメリカンな朝ごはんをレストランで食べる機会が全然ありませんでした。
「ワッフルは、今度みんなで楽しく会えるまで、私は食べない!」 と、謎の宣言をして、ついに! シカゴで大人気の Wildberry Cafe で Angela Narciso Torres さんとおいしいワッフルをいただきました。私のワッフルは、ベリー系フルーツとグラノーラがのったもので、Angela さんは、グルテンフリーを選びました。真ん中にあるのは、平ぺったいソーセージです。 インスタグラムストーリーに載せたら、 「ようやくワッフル食べたんだね~」 たくさんコメントいただきました。 Quartino Ristorante にて、RHINO Poetry の集まりがありました。 ZOOMの編集会議で、みなさんに会っていますが、パンデミック前の編集会議のようにこうやって一緒にテーブルを囲むのは、約3年ぶり!特別にシャンパンを開けてお祝いしました。 久しぶり過ぎて、なかなかお食事がすすみませんでしたが、レストランの方々にとても親切にしていただきました。ありがとう。シカゴで有名なイタリアン料理屋さんで、お皿に素敵に並べられたチーズやサラミ、プロシュートハムを、パンや、オリーブ、フルーツペーストなどと一緒にいただきます。ピザもとてもおいしかった! 前回、編集会議の様子を写真に撮ったのは、Beth McDermott さんが Cider Press Review に移籍する直前。現在は、インターンの学生さんや、夏季のみの編集サポートさんたちも加わって賑やかです。
前編集長のラルフさんには、デュポン&デュボンの振袖風のお人形をプレゼントしました。ポケットから顔を出していてかわいい。 最近は、わからない英単語に出会うこと少なくなってきました。 「これってどういう意味かな~」っていう言葉はありますが、綴りの中にヒントが入っていたり、前後の文章表現より、「こういう意味かな~」と予想することはずいぶん上手になりました。 しかし、昨日、久しぶりに新しい言葉を教えてもらいました。 ”Flower Frog” って聞くと、「花の蛙」。 さて何でしょう~か! 生け花用の剣山(花留め)がほしいなあと思っていて、雑貨屋や日系スーパーでも見つけられず、剣山なんてコアなものアメリカには売ってないかなと諦めていたところ、お友達のお家で、「剣山もどき」を発見。 「これどこで買ったの!」(剣山をNeedle Spikeと表現) 「これって、Flower Frogのこと?」 Flower Frog = 剣山 奇想天外な名前に、大爆笑。 お友達も、「Flower Frogなんて、やっぱり変わった名前よね。」 蛙にたくさんお花が突き刺さっているイメージが沸いてきて、面白過ぎる! Why is it called a flower frog? JustKids Book Festival へ参加してきました。 シカゴ初のバイリンガルの子供向けブックフェスティバルでしたが、「著者のトークイベント」など大人も十分楽しめる充実したフェスティバルでした。 特に、Zetta Elliott さんのプレゼンテーションは印象的で、アメリカで出版されている本は、80%以上が白人の主人公で、アフリカ系、ラテン系、アジア系が主人公の話は、本当に少なく、また、作家になると、有色人種には見えない壁が立ちはだかっているというお話をしてくださいました。 「問題はお金ではなくて、ヒエラルキー的なパワーの問題よ。」 ドキッとした言葉でした。 Julian Randall さんも、著者トークで同じようなことをおっしゃっており、Toni Morrison のお言葉で最後締めくくっていました。 "If there is a story you want to read 出版業界は、「本が売れない」という悩みに反して、毎日山ほどの新刊があふれかえっていますし、自分の本を出版されたい方はたくさんいます。その競争下で、有色人種が出版業界に生き残っていくのは本当に至難の業です。一握りの作家さんしか日の目を見ないのかと思うといつも複雑な気持ちになります。
そんな中思うことは、自己出版もありなんじゃないかなと。信頼できる編集者と組んで、自分の好きなように、赤字にならないように出版していくのも楽しいのではないのかなと思いました。しかし、やっぱり一度は正式ルートでプロの道を模索するのもいいかもなとも考えています。 WG Channel 過去ゲスト: Viriginia さんが、"Tornado Poetry" などと面白いことを言うので、思わず記録してしまいました。トルネード警報が鳴ると、地下のある建物、もしくは窓がないしっかりとした部屋などへ避難しないといけません。幸い大事にはならず、1時間ほどで警報は解除されました。 いつもなら15分くらいで撮影できるのですが、今回は長かった。 |
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September 2023
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