テキサス州サンアントニオでは、メキシコ系マーケットに行ってきました。
1730 年ころより、メキシコ系アメリカ人がたくさん在住されている地域で、メキシコの雑貨、お洋服、お土産品などを扱っている商店街です。マーケット入口には、入場料無料の Centro de Artes gallery があり、写真、絵画、彫刻などの美術が楽しめます。 最近は、ペルーからの移民も多く、ペルーのお土産品、特にラマをモチーフにした物が売っています。今回は、ペルー産の陶器ビーズを選んでみました。 母がてんとう虫が好きなので、かわいいらしい色とお顔を選んでみっつ。かえるは、小さいのに細工がきれいだなと思ったので購入しました。 ぎっしりビーズが入っている箱から、テーブルにひとつづつ好きなものを並べて、店番をされているおばあさんと一緒に探しました。壊れないように、頑丈に包んでくれました。 テキサス州サンアントニオで開催された、Versofrontera Literature & Arts Festival に出席してきました。
メキシコ系作家が多く集まり、スペイン語や、スパングリッシュが交じり合う、いつもと違った朗読会で大変興味深かったです。 最後に、メキシコ系バーでビール乾杯後、記念写真をパチリ。 握手をする人が真ん中で、後ろの人は、顎を出してクールな顔で決めるのが、テキサスカーボーイ風のポーズらしいけれど、笑っちゃいけないみたい。みんな、かっこいいのに私は真ん中で大笑顔。 Minneapolis Institute of Art の肖像画コレクションの前でパチリ。
1975年作 Leland Bell の「Temma in Orange Dress」 まねっこ。 Woman Seeking Art のウエブサイトに、壁一面に飾ってある肖像画の詳細が紹介されています。 オーストリアに本拠地を構える Tint Journal は、この秋初めて紙雑誌を発行します。
出版プロモーション参加のため、ラジオヘルシンキ用の録音がありました。 10月30日・31日と放送予定です。 前回のラジオ録音は、米国公共ラジオシカゴ放送のビルがあるネイビーピアーまででかけましたが、今回は、さすがにヘルシンキまではでかけられないので、自宅録音です。 ESL (英語が母国語ではない)著者のテーマで3分間のインタビューでした。 「explicit」が言えてないとか「the」が抜けてるとか、横のお隣さんは厳しいご意見を言ってきますが、自分の言葉で3分間言い切りました。 8・9月と休暇を頂いていた Working On Gallery でしたが、10月は、Meg Reynolds さんをゲストエディターに迎えて、Karla Van Vliet さんをインタビューしていただきました。 アセミック・ライティング (asemic writing )で作品発表されている方で、"She Speaks Tongues" という詩集が Anhinga Press より出版されています。 アセミック・ライティング とは、書道のようにみえる筆記体で、意味をなさない文字の芸術作品です。 カリグラフィー的な作品には、たくさん出会っていますが、膨大にコレクションとして、意味のない文字を、意味を持って書いて出版するという発想が今までありません。 書道家の祖母のもとで育った私としては、アセミック・ライティングは衝撃的でした。 びっくりしすぎて、周りの方々にインタビュー記事をシェアする毎日です。反響が大きく、いろいろな方々からお返事を頂きました。 詩人・作家の Kathleen Rooney さんは、シカゴ美術館にも収蔵されている、 Cy Twombly (サイ・トゥオンブリー ) を教えてくれました。 子供がクレヨンで殴り書きをするような作風です。 「あれは文字だったのか。。。」 そういえば~見たことのあるような絵でしたが、次回シカゴ美術館へ行ったときには、もっと詳しく観察してみようと思います。 ちなみに上記作品は、2009年の展覧会の時。 詩人・翻訳家の Patrick Donnelly さんからは、Voynich Manuscript (ヴォイニッチ手稿)を教えて頂きました。 ヴォイニッチ手稿とは、皮紙は1404年から1438年頃に作られ、未解読の文字と、植物、動物、人間、占星術などのような絵が描かれている、1912年にイタリアで発見された古文書です。 ラテン語が公用語だった時代に作られた本で、地域住民しか使わない言葉で書かれているのか、暗号なのか、まったく意味のないことが書いてあるのか、いまだに解明されていないそうです。 歴史をさかのぼると所有者の判明はできるそうですが、誰がどこで何のために書いたということは証明されていないらしく、ラテン語ではない、イタリア語で書かれたダンテ(1265 – 1321)の「神曲」が出版された約100年後なので、解明できそうなのにとも勝手に思ってみたり。 下記のリンクより、イエール大学デジタル図書館にて、PDF が読めます。 今週末は、Printers Row Lit Fest、 Taste of Chicago、 Packers vs. Bears NFL Game などなどイベント盛りだくさんで、ようやくシカゴらしい夏を楽しむことができました。
6月下旬から8月にかけて、カナダの森林火災による大気汚染が続き、今もなお風向きによっては警告日もあります。息苦しい辛い日も多くありましたが、今週末は晴天で過ごしやすい、ザ・シカゴ!な天気で嬉しかったです。 Printers Row Lit Fest では、"Chicago Mosaic: Immigrant Stories of Objects Kept, Lost, or Left Behind" の出版記念イベントに参加してきました。母国からシカゴへ移住した作家たちが、自分や家族が大切にしてきた物を書いた 170 ページからなるアンソロジーで、私は、ピアノについて書きました。詩の作品は私だけだったので、出版していただいて大変光栄です。 「家族が大切にしてきた歴史のある物」にまつわる朗読会だったので、母が着ていたビンテージシャツに、祖母が50年以上昔に初めてパリを訪れたときに、ノートルダム寺院の前に出ていた露店で買ったペンダントを付けて出席しました。 上記写真は、Taste of Chicago のお店がたくさん出ていたバッキンガム噴水の前で。チュロスと、Connie’s Pizza のシカゴピザ、スイカアイスを頂きました。 最近、Netflix で見たい番組が山ほど。実写版 "One Piece" も、星野源&若林正恭の "LIGHTHOUSE" も binge watched でした。 [星野源 & MC Waka] 高円寺とオレンジで韻を踏むって本当に素敵だなと思います。星野源さんと若林正恭さんの、オレンジビター青春を一言で表しているみたいで。
この秋冬は、"Bridgerton Season 3"、"The Great British Baking Show" もあるのでめちゃくちゃ楽しみです。 ただいま、 ”The Rose Metal Press Field Guide to Graphic Literature Artists and Writers on Creating Graphic Narratives, Poetry Comics, and Literary Collage Edited by Kelcey Ervick and Tom Hart” 教科書 のプロモーション中です。
母が作ったお着物ドレスを着て、イベントに参加しました。 60年代ミニスカート風に着たらかわいいかなと思って、コーディネートしてみました が! 「カーディガンなのだけど。」と母から速攻返信が。 笑っちゃう。 サンフランシスコよりお便りが届きました。
お友達の皆さんは、いつも素敵な絵葉書を探して送ってくれます。 左の空き瓶は、ローマで見つけたイチゴジャム。"Confettura" はジャム、"Fragola" とは苺と言う意味ですが、スペルにすると本当にかわいらしい。 ”ダンテの石・Sasso di Dante”に座ってきました。 レストランの外カフェ席、スムージースタンドの狭い間にありました。出発する前にグーグルマップで探しておかなかったら、たぶん見つけられなかったと思います。 レストランオーナーの方や、スムージースタンドの方から、 ”珍しいね~”と、ちょっぴし笑われましたが。 ダンテは、この石に座って、何時間も飽きずにドゥオーモ建設を観察していたという言い伝えがあり、石が置いてある道の近くには、ダンテの生家もあります。ダンテのミューズとなった、ベアトリーチェが眠る教会もあります。 しかし、ごつごつとした硬い石(ドゥオーモ建設で使わなかった石)で、しかも斜めになっているので、お尻がデコボコの表面を滑り落ちるというか、座り心地はとっても悪かったです。 もしかしたら過去には、もっとたくさんの石が積み上げられていて、座り心地はよかったのかもしれません。 写真でみたり、歴史を読んだりするのはもちろん大切ですが、ちゃんとその場所へ行って体験するフィールドスタディーは、これから進む道に好影響を与えてくれます。6月にある Bread Loaf Translation Conference では、イタリア語翻訳家さん達にもたくさん会いますので、そのときにもこのお話しができたらいいなと思います。 家の前にある石は、形が似ていることに気づきました。石に座って眺めても、ドゥオーモ建設はされていませんが、カモが子育て中です。
4月は、国際ポエトリー月間です。
アメリカでは詩の朗読会など、さまざまな文学イベントが各地で行われます。今年は、コロナ後ともあって、とても華やかな行事が続きました。 「何着て行こう」も楽しみのひとつで、The Cliff Dwellers の朗読会では、祖母から受け継いだ、あやめ(菖蒲・アイリス)のお着物ドレスを着ました。季節にぴったり。 Working On Gallery のゲストを紹介している写真構成が、ダブルサムネイル画像になりました。合計42名も、このプロジェクトに参加していただき大感謝です。
こうやって写真を並べてみると、本当にたくさんの作家&アーティストさんたちに支えられているのだなと改めて思います。ありがとう。 すごいなあ~ 去年の11月に発売された、We Face The Tremendous Meat On The Teppan の感想が届き始めました。 2021年に、GLYPH が発売されたときも、たくさんの人にサポートして頂きましたが、今回の詩集のコメントは、心に染みまくりで、本当に嬉しかったのでいくつか紹介したいと思います。 去年、カナダをドライブしたとき、トロントの St. Lawrence Market (セント・ローレンスマーケット) にて、Kozliks Canadian Mustard という、1948年に創業したマスタード・バーベキューソース専門店を発見しました。
お土産にちょうど良いサイズと値段だったので、いろいろ種類を購入しましたが、独り占めにしたいほどおいしかった。 マスタードや、バーベキューソースを一気に使い切ったのは初めてでした。 空き瓶に、初チューリップを一本生けてみました。 母と京都旅行のときは、必ず清水寺周辺の茶碗のお店へ立ち寄ります。 いつもは、京清水焼朝日堂でお買い物をするのですが、今回は、茶わん坂にある東五六へおじゃまいたしました。 最初は、桜が描かれたお茶碗に決めていたのですが、「おすすめ品」黄色いお茶碗を発見。 みどりの抹茶がきれいに引き立ちそうです。 「お抹茶練習中なら、黄色い器の形の方がおいしく点てれるんじゃな~い」 と母に言われて、桜の器を諦めました。 ひとつは「おすすめ品」だったし、2つ購入すればよかった。。。ちょっと後悔。 先月11月に発売された新しい詩集が、Amazon Asian-American Poetry で高評価をいただいております。ありがとう!
証拠写真をパチリ。 2月9日は、一番最初の短編集 "Home, No Home" のお誕生日でもあり、Poet Sis Angela Narciso Torres さん、異文化交流が大好きだった祖父のお誕生日でもあります。 Happy Birthday :-) アメリカMiddlebury College(ミドルベリー・カレッジ)で毎年行われる、Bread Loaf Writers’ Conference (ブレッド・ローフ作家会議/ ブレッドローフ著作家会)翻訳ワークショップより奨学金をいただきました。
これまでの活動を評価していただき光栄に思います。 ありがとう!イェイ~めっちゃ嬉しいです。 Bread Loaf Writers' Conferenceは、 1926年アメリカ・バーモント州で始まったアメリカ国内外から集まる作家の会議で、 雑誌ニューヨーカーには、 "the oldest and most prestigious writers' conference in the country." 「アメリカ国内で最も古く、最も権威のある作家会議。」と記載されています。翻訳ワークショップは、国内外の翻訳家、教授、出版社などが集まります。 まだ出席するまでに時間があるので、提出する「言葉」磨き上げていきたいと思います。 2023年の初仕事は、Sarabande Books の Zine Lunch になりそうです! 2022年は、和歌や古典にかかわることが多い一年でした。翻訳のワークショップも多かったですが、2023年は、もっと面白く、和歌にグラフィックポエトリーの要素を足してみることにしました。 Sarabande Books は、毎月無料で、どなたでも参加できる、詩・短編・エッセイのオンラインクラスがあります。 今年も、たくさんの方々がホームページに遊びに来てくださいました。今までは、英語圏読者がほとんどでしたが、今は、日本語読者のかたも増えてきました。ありがとう!
2020年秋から始めた、Working On Gallery も合計40名のゲストを迎えることができとても感謝しています。 キュレートの練習が奏功し、RHINO Poetry 、Tupelo Quarterly にても、インタビューを掲載できるようになりました。紹介できる作家や翻訳家が3倍に増えて、とっても嬉しいです。 今年は、ミニチュアクリスマスツリーを購入しました。ベースは、ウィスコンシン州で作った器です。 2019年までは、クリスマスツリーを毎年飾っていましたが、ちびちゃん達が遊びにきてくれたとき、賑やかすぎて、「ツリーゴロx2伝説」がありました。笑っちゃうのが、2階から、2回も豪快に転がっていったので、古いツリーでしたし、部品も壊れていたので手放すことにしました。その時、使わなくなったオーナメントも一掃しました。 今年のツリーは上手に育ってくれるでしょうか。 新しい本、 "We Face The Tremendous Meat On The Teppan" の発送が、C&R Press 社から始まりました。
さっそく、Angela Narciso Torres さんが SNS に投稿してくださいました。今年9月にもポッドキャスト番組で、発売される前から宣伝もしてくださっています。 本当にありがとう。 新しい本が C&R Press より発売されました!
C&R Press は、Independent Publisher Book Awards を2年連続して受賞している、2006年に設立された出版社です。たくさんのベストセラー作家さんたちの本を手掛けています。 今回は、C&R Press Summer Tide Pool Chapbook Award いただきました。Chapbook なので30ページ前後の短い作品集ですが、フィクションのようにストーリーが一続きする、長いスタイルの詩です。 出版するなら C&R Press と決めていたので、とても嬉しいです。ありがとう。 ノースキャロライナ州の出版社 Backbone Press のホームページリニューアルに伴い、イラストレーションを頼まれました!プレスメイトでもある Faisal Mohyudd さんも、アートを提供しています。 Backbone Press の編集長 Crystal Simone Smith さんとは、2017年に賞をいただいてから、一緒にお仕事をする機会がたくさんあります。 また、Backbone Press より、短編集 "Mother Said, I Want Your Pain" も発売されていますよ! イラストは2枚頼まれたのですが、Backbone は、日本語で、頭蓋底から尾骨 ; 骨、筋肉 ; 腱の部分。頭を支える首、背骨、腰などのことを言います。
体の中心部を示す言葉と共に、作家の信念や中枢を表す言葉でもあります。 2枚目のイラストは、自身の好きなものを意識しつつ、Backbone Press が大切にしている多様性を表現してみました。 Glypy がちらりと見えるのわかるかしら。 |
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February 2024
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