「英語の本は何を読んでいますか。」 「日本語の本のお勧めはありますか。」 「What are you reading?」 とてもよく質問されます。 「英語はOO、日本語はOOを読んでるよ~」と答えると、必ず、 「どうして、そんなに読めるのですか」と聞かれます。 職業柄、読書はする方だと思いますが、もっと読んでいる方はたくさんみえます。 今回は、私なりに、効率よく本を読む方法を紹介。 方法は簡単:
紙の本をよむ:
今は、夏目漱石の「虞美人草」を読んでいます。 夏目漱石コレクションの中では、あまり人気のない小説ですが、俳句のような言葉のテンポに、落語のようにオチをちりばめながら、日常生活の会話が進んでいく。 しかもシェークスピアなどの外国文化もちょっと気取って織り込まれているので、ロンドン留学などより外国語文学に通じ、しかも、俳句&落語が堪能な夏目漱石にしか書けない小説だと思います。 やっぱり、書き物の土台「ルール」を知らないと、自分の文章出力はできないのだな~と改めて感じます。 * オンラインでさっくり読む:
RHINO Reads & Poetry Events のような時は、インターネットをつかって、効率的に読みます。2~5作品、作家インタビューや評論誌を読めば、短い時間で内容が習得できます。 Audible で聞く:
今は、Keegan-Michael Key 「The History of Sketch Comedy」を聞いています。 キーガン マイケル キーが、コメディーの歴史を、大変面白く、ローマ、ギリシャ、アフリカンアメリカン文化などを織り込みながら、お話しされていきます。 声を変えながら、Monty Python and the Holy Grail の脚本を読み上げるところなんか、大爆笑です。 この本は、今までで一番、スケッチコメディー脚本の書き方「ルール」をわかりやすく教えてくれる本でした。 The Second City で、コメディー脚本の授業を取っているので、次回、早速応用です。 最後に、YouTube で見る:
最近観たもので、大変良かったのは、鴨長明「方丈記」の朗読。 養老孟子先生も、現代を学ぶには、「方丈記」を読むのが一番とおっしゃっております。青空文庫で原書を読むよりも、ハードルが低く、しかも、琵琶の音楽も聞けて。 そのほかには、YouTube Movies: Chris Claremont's X-Men (Jun 24, 2021)もお勧めです。 1時間くらいの、ドキュメンタリー&インタビュー番組です。 Chris Claremont は、初期マーベルコミックの作家で、X-Menシリーズのキャラクターを、細部にわたって構成された方です。 それまでのスーパーヒーローとは違って、人とは違う容姿や人生の悩みが設定されており、シリーズが進むにつれ、キャラクターの背景も変わっていきます。 また、キャラクター同士の人間関係やドラマも丁寧に描かれるよう、クリスは制作されたそうです。 キャラクター設定「ルール」を学ぶのにうってつけです。 Comments are closed.
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June 2024
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