この数週間、「令和」が採られた、万葉集三十二首序文「梅花の歌」を要約、英訳してみようと、ちびちゃん達とがんばっております。 難しくないよ~といいつつも、自分の国の言葉とはいえ、万葉仮名がでてきたら、大人だって、ビビってしまいます。 途中で退出する子供もいるかなと思いましたが、今のところみんな粘っています。すごい! 今日は、
などと簡単に英語で表現してみよう! 前回、5W1Hを日本語から、英単語に置き換えました。
ちびちゃんたちは、前回のクラスより、「梅花の歌」がどんな内容なのかは、だいたい把握しています。 * 現代語訳: それは、折しも初春のめでたき良き月で、天の気、地の気もよくて、風もやさしい日だった。大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅の梅は、まるで鏡の前にある白粉のように白く、その香りは帯にぶら下げる匂い袋のように香るではないか。ー体感訳「万葉集」令和に読みたい名歌36:上野誠 ちびちゃんたちは、「主語 + 動詞 + 目的語」を使った英作文は、お料理プレゼンのときに、たくさん練習したので、楽勝にできます。 そこで、主語+動詞+目的語のパターンとなる文章を書いてもらえるように、誘導します。 「じゃあ、大伴旅人を主語にしてみよう!大伴旅人は何をしていますか」と聞いてみます。 「Party」 「お茶会」 「お花見会」 答えは、それぞれ違いますが、ニュアンスがあっていれば、この場合大丈夫です。 Ootomo no Tabito has a party at his house. Ootomo no Tabito has a tea party in his garden. Ootomo no Tabito has the Hanami flower viewing party in his garden. ここで、皆さんは、もうお気づきかと思いますが、すべて、現在形で書いています。 理由は:
時と場合によりますが、今回は、現在形で書きます。 * 英語訳を勉強されているかたは、「それは、折しも初春のめでたき良き月で」と最初から順序良く訳されていく方もみえるでしょう。 ただ、いきなり訳にかぶりつくには、経験と練習が必要です。 この場合は、ちびちゃんが絶対知っている、主語+動詞+目的語のパターンとなる文章より突入していきます。 「では、次の主語はどうしますか」と聞いてみます。 「梅」とか、「天気」とか、簡単な言葉がでてきたら、 「梅は、どんな感じですか~」と聞いてみます。 「Beautiful」など、答えが返ってきました。 「これは、英語で表現できるね。では言ってみてください~」と伝えます。 このステップが、一番時間がかかります。 しかし、ゆっくり自分で経験していくと、英語って書けるじゃんと自信が必ずついてきます。 「梅花の歌」を、プロのように訳しているわけではなく、「梅花の歌」を使って、自分の国の芸術をどう簡単な英語で表現できるかを一緒に学んでいます。 これから、「令和」ってなに~ってカジュアルに外国人の方に聞かれたら、素敵にお返事できることだと思います。それが、教養なのかな~と思ったりする今日この頃です。 Comments are closed.
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June 2024
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