立て続けにあった朗読会イベントがひと段落しました。
たくさんの人に詩を聴いていただいたり、グラフィックポエトリーを鑑賞していただきました。ありがとうございます。 ビデオは、バージニア・フェスティヴァル・オブ・ザ・ブックに参加した録画です。22:20分くらいから、私の朗読が始まります。 今回のテーマは、「戦争」にしました。 最初は、「日本の春」をテーマにして、百人一首の翻訳を組み入れたプログラムを考えていたのですが、ぎりぎりまで悩んだ結果、「戦争」にしました。 重たい雰囲気になるかなと心配しましたが、第二次世界大戦を経験した祖父母のことを書いている者として、現在の世界情勢を踏まえると、朗読することが大切ではないのかと思いました。 最初の詩は、2008年にロシアがジョージア( グルジア)を侵略したときに書いたもので、Passages North に発表されています。 当時はまだ学生で、ルームメイトだったロシア人、お隣さんジョージア人の3人でとても仲が良かったのですが、侵略が始まったと同時に、一緒に過ごす時間が減り、そのうち集まらなくなりました。しばらくして、ルームメイトも引っ越してしまいました。 夕食に私がカレーを作ったり、ロシア系のスープだったり、ジョージア系のお茶菓子だったり。量が多い果物や野菜などは、おすそ分けしたり。 寮の天井が落ちてきたときも、一緒に乗り切ったのに! 楽しい思い出もたくさんありますが、一番最初に思い出してしまうのが「侵略」のニュースが出た次の日での食卓です。苦い思い出です。 そのほか、GLYPH: Graphic Poetry = Trans. Sensory より3つ、祖父母の戦争体験をもとにしたグラフィックポエトリーを朗読しています。
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June 2024
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