新3年生のちびちゃんが、新しい言葉を教えてくれました。 「おーりとーり」って知っている? 最初は、英語で、映画のウォーリィーって言っているのかと思いました。 「オリトリ?」 「発音はね、おーりとーり。伸ばすの。ここに英語が書いてあるよ。」 ちびちゃん達と、お話ししていると、私に、日本語が通じないと勝手に判断された場合、英語が登場します。親切心には感謝ですが、「私、日本人なんですよ~。」と笑っちゃいながら、複雑な気持ちになります。 余談ですが、4歳児ちゃんは、お水がほしくて、私のところへ静かにそーっと来ました。 私には日本語が通じないと思ったのか、 保育園で習っている「~ください歌&ダンス」なら、世界共通で通じるかと思ったのか、 「~ください」と小声で披露しながら、パントマイムのように、手で、コップとお水を表現していました。 しかも、夜中の2時。 私の枕元! お母さんとお父さんが、起きないから、ゲストの私のところへ、ヘルプを求めにきたと思われます。ちょっと怖かったです。 「石垣島の方言で、*ようこそ*って言う意味だよ。」 と教えてくれました。 のんびりした、なんて、綺麗な響きなんだろう! 南の方で話されている言葉、台湾、フィリピン、マレーシア語などとはまた違った、「静音ひらがな」のような響き。普段使っている日本語より、もっと柔らかい響きです。 (乗物から)降りてらっしゃい。通ってお店見て行って、って感じなのかなと、勝手に想像して、新しい言葉を覚えました。 ちなみに他の「ようこそ」例: おーりとーり = 石垣島の方言 めんそーれ = 沖縄本島 おいでやす = 京都弁 古風丁寧な、名古屋弁だと、 「よう名古屋に来てちょうだゃぁすばしたなも」 (ようこそ名古屋においでくださいました。) (ようこそ名古屋にお越しいただきまして。) 商店街や、祖父の言葉を思い出してみると、「よう来てちょう~だいた」の方が、一般的かなと思ったり。今度聞いた時、ちゃんとノートに記録しておこうと思います。 このいろいろな「ようこそ」を英語に翻訳すると、Welcome。 簡単すぎる! シンプルなのは、辞書や、コミュニケーションをとるうえで、大切なことです。 しかし、その地方の言葉や、大和言葉を訳すとき、最初の言葉の響きをどうやって生かそうか。次回は、そんな試行錯誤のプロセスをお話ししていきたいと思います。 Comments are closed.
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June 2024
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