4月8日、皆既日食(total solar eclipse)を観測するためにイリノイ州カーボンデール・サウザンイリノイ大学へ行ってきました。 この大学は、2017年前回の日食でも勉強会などのイベントを開いており、今回は、NASAの研究員や、エクリプスチェイサーと呼ばれる世界各国を日食に合わせて観測移動されている方々をゲストにお迎えして、野外フットボール場で講義がありました。 日食の2時間前くらいから、基本知識などを一緒に学習し、日食が始まる10分前には、抜群のタイミングで、観測のポイントを教えてくれました。何もわからず一人で見ていたら、4分間の間に見逃すことはたくさんあります。 「影をみてください。」 「眼鏡を取って、ダイアモンドリングを見て下さい。」 「星もみてください。」 「周りを観察してください。」 約 200,000 人が、日食を見にカーボンデールに集まったそうです。 太陽が月にだんだん隠れていくと、20度ほどあった初夏日の気温が下がって、風も冷たくなり、物の見え方もかすんでいるというか、青セピアみたいに色がぼんやりとしてきます。 いよいよ皆既日食が始まると、太陽が月に隠れる直前に、太陽光が一か所だけもれて強く輝き、溶けかかった楕円形の白い光みたいな、本当に一瞬の出来事のダイヤモンドリング現象が起こります。 太陽に向かって叫んで、ジャンプして、大騒ぎ。 「私たちが住む惑星の美しさ」ってこういうことなのかと思うとなんだか涙が出てきました。 太陽が出てくるところのダイアモンドリング現象はビデオに撮りました。 月は何万年もかけて、だんだんと小さくなっているそうで、こういう風にみえる2024年は特別なことらしいです。 Comments are closed.
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June 2024
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