Conor Hultman さんが、GLYPH のリビューを書いてくださいました。ありがとうございます。 冒頭の5行すごい始まり方だなと、ただただ恐縮するばかりです。 Guillaume Apollinaire (French poet, 1880-1918), Kenneth Patchen (American Poet, 1911-1972) と比べていますが。良いのですかねえ? 上記の写真は、Guillaume Apollinaire の作品です。 詩の改行を、鳥の羽のようにしたりしながら、全体の形を作っていきます。現在も下記の写真のような 現代版カリグラフィー詩は出版されていて、 フィリピン系アメリカ人の Vince Gotera さん などが発表されています。 個々の言葉の長さを選んだり、改行の仕方が難しく、高テクニックを要しますが、私はちょっと「オールドファッション」ではないかなと思うのです。 19世紀からたくさんの詩人が挑戦しているので、見新しくないというか。高テクニックで制作に時間がかかるわりに、現代読者にスルーされる感があると思うのです。 Kenneth Patchen については、Impose とPoetry Dispatch が特集しています。 Jazz Poetry や Picture Poetry と呼ばれる詩のジャンルで、書いてある言葉がけっこうシンプルです。詩の要素(改行や詩言葉)が少なく、現代アート系というか、ポスター系というか、絵を重視しているような作品が多いです。 今回の、Conor Hultman さんのリビューでは、グラフィック・ポエトリーを "A new type of poem" と評価していただきました。 そうなの!私のグラフィック・ポエトリーには、改行があるの! ご理解ただいて、本当にうれしいです。 その改行の一部は、"line-break hyperawareness" と名付けています。詳しくは、Kristina Marie Darling さんとのインタビューでお話しています。 Comments are closed.
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June 2024
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